かぶりを振った市場 10〜12月を先取りする4〜6月 (2014.04.08)
道理で安い。日経平均一時299円安。正念場を迎えた。3月27日から4月3日まで有耶無耶の株高と述べた通り。この間550円上げ、咄嗟に倍返し1100円押しを覚悟した。市場が大本営発表とプロパガンダにかぶりを振ったもの。日本人は見ないふりや先送りする傾向が強いため、次第に馘が締まるという。戦時中、地方都市や東京が空襲に見舞われても「勝っている」といわれ、3年前、福島第一原発事故の際もメルトダウンに拘らず「安全です」の一点張り。受け入れ、考えない人間を大量生産してきた。それでも、昔よかったなんてとんでもない。今の方がずっとマシという。団塊の世代をはじめ曲がりなりに中間層が残っているためで、政府やメディアが考えているほど愚かでないし、彼らも自分たちの方が賢いというレベルに非ず。一つしか正解を認めない偏差値教育の優等生に過ぎない。2013年から14年にかけてシリア空爆撤退、米国デフォルト危機、中国バブル崩壊、ウクライナ政変、マレーシア航空機事件など20世紀の物差しで埒の明かないことばかり。
(中略)
過疎地でばらつきが認められるものの、23区や市で0.48に一致。孫崎享(1943〜)が指摘している。前回の都知事選開票疑惑は、不正といわれる12年の総選挙に次ぐもの。切羽詰まった外部の圧力と考えられ、アンネの日記損壊事件も1人逮捕して一件落着になりかねない。日本人は、将来予想される現実が手に負えないため真面目に考えたくない。思考停止状態にあるという。受け売りだが、強欲マネーが天に唾し、己の唾が落ちてこようとしている。日本の場合、偶然の悪戯で誕生した安倍政権が必死で天に唾を吐きかけている。反動は自明で時間の問題。19、20世紀の延長上で吸収できず、過去を捨てる勇気があるかないかで命運が決まるという。経済成長が、規模によらず質の向上をもたらす成熟期にさしかかった。4〜6月は10〜12月を先取りするもので関門。8日の日銀総裁会見、9日FOMC議事要旨、米主要企業の1〜3月期決算発表など売りに分がある。■■■■(****)の600円割れなしに収まらない。
7日の日経平均254円安。大引け1万4808円。東証一部の出来高17億7800万株、売買代金1兆6600億円。値上がり銘柄12%にとどまった。6月限が210円安で寄り270円安の1万4810円引け。10年債利回り0.610%(-0.030%)。依然、追加緩和を巡る催促相場。4〜6月需給ギャップ解消、増益見通しにならないと反転しない。重複するが、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)が新規。贔屓のもので■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)が値を保ったのに過ぎない。やむなく■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)で局地戦。出来高が増加すると様相が一変する。■■■(****)と■■■■■■■(****)はIR待ち。5月決戦とみられる。(了凡)