証券ビュー

アンコール伊勢町

諦めてかかれば前途洋々 3、4月の「演習」をモノにせよ (2014.03.03)

前週末続落。辛くも2月陽線。3、4月危機を持ち越した。仮想通貨ビットコインの頓挫がリーマンショック並みといわれ、ウクライナ・タイ情勢悪化、中国でも人民元急落が撹乱要因。延命、先送りのツケが随所に出始めた。イエレンFRB議長が予定通り今秋緩和打ち切り、場合によれば見直すと述べたが収まらない。ビットコイン潰しが通貨当局の本懐としても、前回ドル本位制が昨年12月終わったと述べた。FRBは、100年後民間から米国政府に明け渡す時限立法。2月12日、債務上限引き上げが来年3月15日まで棚上げになった緊急措置にもうかがえる。26日ロイター電でECBの専務理事が「中国は最終的に米ドルと対抗する存在」と持ち上げる一方、27日の同電では人民元急落に「元安誘導が裏目に出る懼れ」と正反対の解説で切り返した。中国で金融危機が起きないのは、3兆5000億ドル外資準備を持っているためといわれるが、北朝鮮が27日、日本海に向けミサイル4発飛ばしたのも目晦まし。何か起きる前触れと受け止めた。テクニカルと需給によれば、円安株高の巻き戻し。4、5月にかけて円ドル年初来安値105.45円か、同高値100.75円に振れるが踊り場。休むも相場である。1万5000円前後利食い千人力と述べ待機資金づくり。それでも、
(中略)
も復活の気配。TOPIXや225と一線を画し、ファンタメンタルズが好転すると強い。昨年暮れ、ユーロ圏で銀行の破綻処理を一元化する合意が伝えられたが、事実上ドイツが仕切るとみられ、圏外の英国がなり振り構わず換金売り。英国系大銀行の大半がキプロス型の破綻で預金を大幅に切り捨てられる見込み。むしろ、
(後略)
が残るという。日本の場合、今後東京五輪とリニアが消費税引き上げを吸収。長野五輪が4兆7000億円といわれ、予想以上の経済効果が見込まれる。締めてかかれば前途洋々といえなくもない。
2月28日の日経平均82円安。大引け1万4841円。東証一部の出来高23億2800万株、売買代金2兆2400億円。3月限が50円安で寄り100円安の1万4860円。10年債利回り0.580%(-0.005%)。縮み上がっている印象。■■■■■(****)が620円で引けたほか、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など確り。■■■■(****)はびくともしない。■■■(****)が持ち直すと力が出る。やがて■■■■■■■(****)を抜いてくる。NYからもれる1928〜29年とそっくりな暴落説。日経平均1万3100円、野村HD(8604)の600円割れが目安。3、4月の演習をモノにせよ。(了凡)