証券ビュー

アンコール伊勢町

割り切るのでなく格闘 10、11月ターニングポイント (2013.09.03)

週明け反発。持ち直した。前、後場買い戻しによるもので薄商い。先物の空中戦に現物も靡いた。1日未明、介入判断を9日以降に先送りした米大統領声明を受けてシリアの緊張が後退。中国のPMI改善、法人企業統計で設備投資0.2%増、さらに、東京五輪期待など尾鰭がついて高い。2日NY休場を見越したもので、売るために上げる印象。6日米雇用統計発表から18日のFOMC会見まで逆手にとって買い戻し。以降、10月にかけて安いとみられる。1日入手した情報がマーケットのパニックに備えよ。2日も9月後半NY暴落が要旨。得てして逆方向に跳ねる。9月はイベントを通じて事実、真相を明らかにする場面。冷静に駒を進め、クールジャパンで乗り切るとしめたもの。9、10月弱気が多いだけに予想通りいくまい。例えば、(中略)

一方、日銀の異次元緩和も彼らの圧力といわれ、2日付日経の記事によると、4〜6月25兆円国債購入に拘らず銀行の貸出残高434兆円。3月末から2兆円減という。前年同期では2.9%増。融資に努力している模様だが、貸出金利が6月0.856%と過去最低になり7〜9月期待薄。融資増を伴わない異次元緩和に疑問を投げかけた。受け売りだが、実体経済は金融緩和を進めても改善しない。不景気が続くのは資金が実体から金融に流れ込む仕組みができたことによる。原因は資金の滞留。この結果、カネ余りと貧困による二極化現象が起きる。異次元緩和を進めたところで実体経済はよくならない。日銀は経済が回復すると思っていないようだ。民間レベルで見識のある発言が頼もしい。われわれは割り切るのでなく格闘すること。矛盾する二極化の中でもがき脱出の原動力、生命力を生み出すことだ。インターネットは、人類がつくり出した最大の複雑系。いわく、中心、上下、命令もなく一つの巨大な生命システムとして変化、発展、進歩している。9、10月モノにすれば来年が見えてくるはずだ。
2日の日経平均184円高。大引け1万3572円。東証一部の出来高18億5300万株、売買代金1兆4500億円。9月物が90円高で寄り220円高の1万3570円引け。引け後ドル99円、ユーロ131円の円安を受け1万3700円をつけている。10年債利回り0.745%(+0.025%)。6日まで五輪相場と述べた。大手ゼネコンはじめ■■(****)、■■■■■(****)、■■(****)など強気。■■■■■■■(****)が379円カイから吹っ飛びそうな雲行き。■■■■■■(****)も割安。9月の残暑も相当なもので上方修正期待。■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)持ち越し。基本的に鉱山、百貨店、創薬関連で詰め将棋。10、11月ターニングポイントと考えられる。(了凡)