他人事と思えない8、9月 米国の破綻恐れ突っ支い棒2年 (2013.08.16)
行きつ戻りつ仕掛けの応酬。消耗戦が続いている。米国の量的緩和縮小、日本の消費税引き上げを巡るもので政策決定の遅れが主因。13日述べたように、政治経済両面で日米が行き詰まっているためだ。一線を超えると動き出すが、この儘いくと8、9月か10月象徴的な事件が予想される。たとえば、エジプトの非常事態宣言。シリアとつながりイスラエル、パレスチナの対立を巻き込む経過。日本が安倍政権で一息ついたように、ムバラク時代に戻す動きも考えられる。つまり、暫定政権を先物や裁定で売り買いしているようなものだ。反米で有名だったベネズエラのチャベス大統領が昨年3月死去。イランも反米の前大統領から穏健なロハニに代わったのと似ている。英国やサウジ、イスラエルなど米国の破綻を恐れる国が突っ支い棒を出して延命を画策。動き出したといえなくもない。しかし、(中略)
8、9月他人事と思えない。15日、閣僚が法人税引き下げを否定し裁定解消売りが出たというが、政策決定の遅れこそ時間稼ぎの最たるもの。10月にも5月高値の調整が一巡しそうだ。京コンピュータの時代、わずか2年が20年、半世紀にも匹敵するスピード。やがて予想される日本の時代は、自分の周囲から始めないと回らない。8月も残り2週間になったが掛け替えのない時間である。
15日の日経平均297 円安。大引け1万3752 円。東証一部の出来高20億4200万株、売買代金1兆6800億円と低水準。9月物が180円安で寄り220円安の1万3790円引け。10年債利回り0.740%(-0.010%)。夏休み明け、日米に名案が出ると考えにくいが悲観無用。日銀や日本企業、個人が資金を使い切るまで強気。2年後に日経平均の半値戻し、2万3000円が目安になる。■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)が新規。■■■■■(****)も面白いという。■■■■(****)は3月高値481円の期日向かい。水素で夢があるだけに来年、再来年楽しみ。前期連結最高益で期待をもてる。■■■(****)、■■■■■■■(****)反転待ち。現時点でも来年倍返しが読める。値嵩では■■■■■(****)と■■■■■(****)。■■■■■(****)も魅力的である。(了凡)