一触即発の管理相場 2年後金利上昇、金本位制も (2013.06.24)
前週末、売り一巡後下げ渋り。後場中頃から引けにかけて戻した。20日、暗黒の木曜日を迎え8連敗。米国と日本の資金が逆回転し、株のほか債券、為替も乱高下。このため、表の経済だけでもたず、裏でもきりきり舞いしている模様。当日ロシアで要人の経済フォーラム、国連事務総長訪中、ベトナム国家主席も訪中するなど金融の皺寄せとみられる。先進国、新興国も万一に備え一触即発の管理相場。日本は7月に参院選を控え、むしろ2番天井が見込まれる場面。半値戻し、日経平均1万4200円を目安に戻り売り。若干待機資金をつくるところだ。5月15%をボトムに直近25%に急増した空売り比率も手掛かり。冷静な対応が望まれる。このままいけば、2年後物価が上がる一方、所得が持ち出しになるスタグフレーション。政府も年金や医療、介護など社会福祉年109兆円支払い不能といわれ、日本が2016、17年天中殺だけにやり切れない。21日述べたように、政府と日銀が欧米に嵌められたとしても、われわれは一足先に金本位制を宣言。前週2年9ヵ月ぶり1200ドル台に入ったNY金先物、東京金4000円割れを目安に■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)とタッグを組む構え。日経平均が2番天井をつけると本格的な買い場がやってくる。2年後あるとすれば、ニクソンショック、故三重野日銀総裁と逆のケース。それも40年ぶり金本位制、20年ぶり金利上昇が予想され、インフレに対応できないとゲームオーバー。かねて欧米が日本のデフォルトを狙っているだけに後に引けないわけだ。彼らが自ら招いた不始末を棚上げし、国益ゆえに一方的な金本位制を宣言しても新興国が猛反発。成功すると限らないが、瀬戸際までいく見通し。われわれが鉱山株を引き合いにヘッジしても誰も反発しない。01年アルゼンチン、08年ジンバブエの国家破綻でも明らか。銀行や生損保が国債暴落をかぶり預かった資金を失うのに対し、証券は損失補填の禁止と分別管理によって別勘定。予想されるパニックに強い。今回日銀が踏み切った異次元緩和にしても、日米同盟の維持を最優先した米国の政治的圧力によるもので、跳ね返すには百姓一揆並みのパワーが必要という。受け売りだが、現政権が目標のインフレ2%を達成すると金利が3%になり、政府は税収の8割を利払いに充てねばならない。福祉、教育予算が大幅に削減され貧民層が急増する。また、政府の財政破綻に伴い大都市を除き地方の公共事業がカットされ、公務員を含め雇用が失われるという。至極もっともで十分考えられる。
21日の日経平均215円高。大引け1万3230円。東証一部の出来高33億4000万株、売買代金2兆7900億円。9月物が320円安で寄り逆に340円高の1万3370円引け。しかし、10年債利回り0.875%(0.040%)が気懸かり。21日NYダウ41ドル高でホッとした。低金利で残存期間が長い国債ほど金利上昇による評価損が大きい。生保は総資産の60%が長期債運用という。21日入手したのは電子書籍の■■■■■(****)、スマホ向けSIMカードで売り出し中の■■■■(****)。どちらも半値戻しが目安で値幅が大きい。■■■(****)が反転目前。27日の総会後、研究開発の進捗報告がある模様で週明け高い。■■■■■■■(****)は25日の総会からJSR色。様相一変、体質も好転しそうだ。■■■■■■■(****)の半値戻し2590円。モノにもよるが3分の2、全値戻しも考えられる。逆ニクソンショックに取り込まれ、小さな光でも闇が見えるようになった。(了凡)