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森羅万象

節目節目の時節かな 2013年01月18日 (2013.01.18)

昨日が土用。明日は上弦。あさっては大寒である。

何かと、節目どころの多い時間帯といえよう。

大寒の星の栄華を誰も見ず 光子

五日から来月三日、立春の前日までの一月を「寒」「寒の内」と呼ぶ

一年で、最も寒い時期。二十日は「大寒」で、字だけでも寒々しい。

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天然自然の世界 2013年01月17日 (2013.01.17)

今から十八年前の今日、阪神・淡路大震災が発生した。

そうですか、もう十八年たちましたか。

自然には勝てぬと思い知らされた瞬間だった。

十八年がたって、街に活気が戻って、当時の面影は薄れてきている。

天災は忘れた頃にやってくる」といったのは寺田寅彦

だが、著作物にその記述はない。

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悲しみは雪のように    2013年01月16日 (2013.01.16)

降る雪や明治は遠くなりにけり(草田男)。

明治どころか、昭和も遠くなりにけりである。

 

台湾で育ったから、寒いのは身にこたえる。

 

現地では、当時寒くなっても気温は一〇度程度。

雪が降ると『遠くの高い山が白くなっている』と大騒ぎになった。

 

魔法ビン持参で山に向かう者もいた。

雪を詰めて帰るのだという。

 

「持ち帰ってどうするんだ」と尋ねたら、

『雪を食べたいんだ』という応えが返って来た。

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小正月に小豆粥   2013年01月15日 (2013.01.15)

元日を大正月というのに対し、

十五日は小正月。女正月ともいう

古からの風習が忘れられていく。

生きるのも芸の内なり小正月 加津夫

歳時記では、一月七日までが松の内とある。

近畿では、小正月までを松の内とする地方もある。

この日にはその年飾った門松や注連縄を外して焚き上げる。

これをとんど焼き という。

無病息災、長寿を願い、

小豆粥を食べるのも古からの慣わし。

年礼の始まりもこの日から。

忙しく働いた細君の、労を労う意味も込めて女正月ともよばれる。

芝居見に妻出してやる女正月 芳次郎

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くたびれ模様の睦月かな 2013年01月11日 (2013.01.11)

今日は鏡開き。明日は新月。

あっという間に一週間が過ぎていく。

相場はそろそろくたびれる時節。

傍観す女手に鏡餅割るを 三鬼。

電車で座っていると、目の前に丈の短いスカートを履いた女性がやって来た。

その女性は、自分の美しい足を見せたいのか、見られたいのか。

そんなに美しい御御足なら、ありがたく拝見いたしましょう。

ただこんな寒い季節にそんな格好しなくても。これも今の流行か。

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