菜の花畠に入日薄れ、見わたす山の端霞ふかし。
春風そよ吹く空を見つつ、まどろむのも悪くない。
冴え返り冴え返りつつ春なかば 泊雲。
朝の五時六時ごろはまだ、寒さが肌を刺す。
ただ、八時ごろともなると、お日様が優しく頬を撫でてくれる。
暑さ寒さも彼岸まで。あと十日くらいか。
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春の憂いは睡魔となる 2013年03月05日 (2013.03.05)
何かと節目が続きます。今日が下弦の月にして、啓蟄。
もぞもぞと、何か動き出す時期です。
海女とても陸こそよかれ桃の花 虚子。
桃の節句が終わってしまった。
これが終わると、今度は啓蟄である。
冬眠していた蛇や蛙などが、暖かさに誘われて穴から出てくる時節。
と辞書に載っているが、私が蛇や蛙なら、もう少し土の中にいたい。
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“揺らぎ”の妙法 2013年03月04日 (2013.03.04)
相場は、騰がれば買いたくなり、下がれば、売りたくなる。
そして保合えば、判らなくなる。
春曙何すべくして目覚めけむ 節子。
春は曙というが、どうもスッキリしない。
魔の水星逆行期だ。
政治家のとんでもない発言が出て、相場が過敏に反応したりするから、始末に悪い。
兎角、人の心理は揺らぎ易く、周りの環境や事象に振り回される。
宮本武蔵は、五輪書でこう書いている。
心を中心に置いて静かに揺るがせること。揺るぎやまないこと。緊張しすぎてはいけないが、緩みすぎてもいけない。
静かな時でも静かでなく、急ぐ時も急がない。こうした相反する状態にゆれ動くことが大切。
程よく、揺るがせることが必要だが、相反する状態に揺れ動かすことは、なかなかに出来ないものである。
これは、相場の極意にも通じる。
買いたくなった時に売り、売りたくなった時に買う。
ある相場師は「利食いしたくなった時はあえて乗せる」と聞いた。 これも、相反する心の揺らぎであろう。
さて、ドル円相場は26日に脳天五寸釘を叩き込まれ、その後の反発が鈍い。
ここ数日のもがき具合を見ていると、もう一段の下値を試す動きがありそうだ。
国内商品は、ドル円に準じた動き。
アッという下げに警戒した方がよさそうだ。
しかし、この数日間の保合い下放れは、ダマシの下げになりそう。
そこを、すかさず拾っておけば良い。
買い屋が投げて、売り屋が売る。その逆をいけば良い。
魔の時間帯に注意 2013年03月01日 (2013.03.01)
悪いのは、水星のせいにしたらよい。
相場は騰げるために下げただけ。あわてたのは人間だけ。
濃やかに弥生の雲の流れけり 漱石。
さて、三月である。
イングランド地方では、獅子のようにやって来て、
子羊のように去っていくのが三月なのだそうだ。
何かと、心理が揺れ動く時期です。
強気と弱気が日替わりでコロコロ代わります。
今泣いた烏が、もう笑っている。
やれ、欧州不安再燃だ、アメリカの財政危機だと騒いでも、
次の日には何も無かったように株が上げ、ドル円が上昇。
目下、水星逆行期間中で、株式も、為替も、商品も、
相場全てが大荒れしている。
この乱高下も、来週には収まります。
トレンドは上昇であるから、下げたところを買っておけば良い。
下げたものは騰がる。これから、失地回復の時期です。
国内商品市場は、居心地の良いところまで押しが入った。
伝説の相場師ギャンの法則では、資金を十で割って、
一取引を、十分の一だけ使う。
無くなれば一旦辞め、うまく利が乗れば、更に十分の一上乗せ。
損失は、常に一割で押さえ、利益は、二倍を狙う。
これも、一つの相場の張り方である。
相場の張り方は、投資家の数ほどあると言う。
自分にあった手法を堅持し、資金管理を厳格に行えば、
大きく遣られることはあるまい。
ただ、心理が揺らいでいるときは、魔が差しやすい。
心理は、天体現象の影響を受ける。この時期はよくよくご注意を。
深呼吸して大局を見よ 2013年02月28日 (2013.02.28)
あっという間の二月でした。
最後の方は、何かとバタバタしました。
兎にも角にも、慌てぬことです。
空模様変転激し二月尽 南風。
行く睦月、逃げる如月、去る弥生と、
今年も二カ月が経過してしまった。
まさに歳月人を待たずである。
さて世の中がまたバタついてきましたね。
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