証券ビュー

森羅万象

黙々と売るべし 2013年04月19日 (2013.04.19)

何事も遣り過ぎはいけない。

判ってはいるけど、

相場は程々という処を知らず、行き過ぎが常である。

陽炎を見失ふまで近づきぬ 和江。

夏の季語のように感じられる陽炎は、

古来より春の季語である。

冬からの解放まもない陽の輝きを、ゆらゆらとした陽炎に重ねる。

売り方にとって、いまの相場は陽炎の如き陽の光。

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神の見えざる手 2013年04月18日 (2013.04.18)

レッセ・フェール。仏蘭西語で成るにまかせよ。

日銀は神様にはなれない。手がハッキリ見えてる。

てのひらに落花とまらぬ月夜かな   水巴

荒れた相場が続いている。まだ続こう。

日本の国債市場が壊れた。

日銀の支配で、流動性がなくなったと。

我々は、一般大衆を排除してプロ化を進めた商品市場で、

その後の衰退を見てきた。

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異次元世界の相場 2013年04月17日 (2013.04.17)

想像力という鍵でこの扉を開くと、そこは異次元の世界です

そんな台詞で始まるドラマが昔あった

飛花落花奈落の底といふところ  智。

その昔、それはガラと呼ばれた。暴落の事だ

相場がガラガラと崩れていく様に、売り方が風情を見出したのか。

地獄巡りの真っ最中にある買い方の自嘲か。

今、この言葉を知る人も、使う人も少ない。

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今は買い方の負け 2013年04月16日 (2013.04.16)

花ニ嵐ノ例ヘモアルゾ、サヨナラダケガ人生ダ

では、何にサヨナラか。目先金市場の強気にである。

佐保姫眠や谷の水の音 東洋城

NY金が、1520㌦を割りこんで勝負がついた。

東京金は円安支援を失い、きつい下げ。

NY金が底抜けとなると、やはり厳しい下げに見舞われる。

為替の円安も、100円には僅かに及ばず、反転下落。

買い方としては、嫌なムードである。

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ハイ、それまでヨ? 2013年04月15日 (2013.04.15)

春の嵐に、黒田ジェットの襲来。

北朝鮮からは、ミサイル襲来?

あわてなさんな、成るにまかせよ。

足の先出してうとうと春炬燵  変哲。

国内商品は、為替で振り回されている。

ただドル円も、そろそろ一相場終焉に近付いてきた

九日以降、高値は切り上がっているが、

勢いに陰りが見え始めた。

気分は、もう100円をつけたという感じ。

流石のドル円も、昨年九月から半年に亘って上伸した相場。

黒田サプライズ以降、ドル円は上伸するにはしたが、

最後の吹き上げ。伸びきった感じがする。

だがこの相場、一昨年に大底を打った。

長期的にはまだ上がろう。

しかし、相場には波動というものがある。

古来からの三段上げは、

エリオット波動の五波動の上昇と同じ。

一段目の上げが終了すれば相応の押しが入る。

推しがあればこそ、次の大きな上昇が到来する。

ドル円相場は、まだ一段上げの局面だが、

最終段階と思う。あって102円までであろう。

その後、調整を入れるのは、天地自然の道理。

上げあっての下げ相場。逆もまた真なり。

今のドル円は、上げるための下げが必要な時間。

調整は、時間で取るか、下げ幅で取るか。

時間で取るなら、

それほど深くない押しでダラダラと下げよう。

値幅で取るなら、

いっきに5~8円幅落する。ハイ、それまでヨ。

あとはV字で反発して110円台。

材料は後から運ばれて来よう。

北朝鮮のミサイルが

日本の主要都市に照準を合わせていると聞く。

朝鮮半島は臨戦態勢。

どうなるかは、神のみぞ知る。