証券ビュー

森羅万象

昭和の風林史 (昭和四六年八月十三日掲載分) (2013.08.29)

将軍突撃せり 軍旗倒れんとす

万里悲秋の風吹き抜けて

三軍ことごとく散じ、

旌旗まさに倒れんと

す。あゝ将軍突撃せり。

「きりぎりす今日の声切る流人墓 清子」

どちらが無理をしているのだろうか

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昭和の風林史 (昭和四六年八月十二日掲載分) (2013.08.28)

秋風落漠たり 零落の買い支え

相場はさらに力が抜けている。

趨勢に逆らっている買い方である。

大勢は暴落必至なり。

「草の葉に置くや残暑の土ほこり 北枝」

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昭和の風林史 (昭和四六年八月十一日掲載分) (2013.08.27)

売り目標値段 一万四千円割れ

眼前一杯の酒、誰か身後の名を論ぜんや

戻り場面は機械的に売るだけだ

結局は四千円割れだ。

「瞳を流る無停車駅のカンナの緋 灯志」

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昭和の風林史 (昭和四六年八月十日掲載分) (2013.08.26)

愁いて語らず 買い陣営に憂色

山鳴りて千騎出ず―という場面だ。

買い方陣営に憂色濃し。

日は西山に傾むきつつある。

「から松は淋しき木なり赤蜻蛉 碧梧桐」

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昭和の風林史 (昭和四六年八月九日掲載分) (2013.08.23)

空虚なる支え 大勢歴然と下降

今週あたり、なんということなしに

千円ほどぶっ叩いてきそうな

アッという場面がありそうだ。

「松蔭や雲看る石に秋の立つ 紅葉」

暑さは一段と厳しくなるわけだが、

立秋の声を聞くと

なんとも救われたような気になるのは、

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