証券ビュー

森羅万象

昭和の風林史 (昭和四七年一月二十八日掲載分) (2014.02.18)

 厳粛白旗掲ぐ  読者諒とされよ

「寒灯にわが大いなる手くらがり 立子」

(以下白紙)

*WEB版をご覧の皆様への解説

この日の風林火山は、たったこれだけである。
蛇足だが「読者諒とされよ」という文章は、
読者の皆さん、どうかお察しください」という意味があり、
その後自身の心境を、

俳人高浜虚子の次女である星野立子の句になぞらえている。

>>続きを読む

昭和の風林史 (昭和四七年一月二十七日掲載分) (2014.02.17)

勝利なき工作    どこまで続くか

においのする手口ばかりである。

相場は疲れつつあるが

工作が利いているあいだは逆らえない。

「火を焚いて下る舟あり枯柳 法舟」

二枚腰で買い方は納会を受け切った。

>>続きを読む

昭和の風林史  (昭和四七年一月二十六日掲載分) (2014.02.14)

下り急行列車 これより発信す

底入れ出直りという見方が強くなってきた。

事実相場も強いが、これは反動による戻りだ。

「探梅や途すがらなる杣の梅 羽公」

すこし意地をつけてみたら意地になるほど相場は強い。

>>続きを読む

昭和の風林史 (昭和四七年一月二十五日掲載分) (2014.02.13)

氷踏む如し   崩れは瞬間なり

強気は、かなりの上値を考えているが、

相場そのものは、非常に微妙な段階に来ている。

「よみがえるごと氷海多焼けぬ 雨閣」

>>続きを読む

昭和の風林史 (昭和四七年一月二十四日掲載分) (2014.02.12)

暴落の兆候!!   今週棒下げ必至

相場は戻りのサイクルを終了した。

恐らく今週は棒に下げるだろう。

この相場の下値は深い。

「水鳥の水押す胸に春近し 里子」

週末の商いは森閑としたものであったが

>>続きを読む