証券ビュー

森羅万象

昭和の風林史  (昭和四七年五月十五日掲載分) (2014.05.29)

山梨、山大激突 夏の陣の前哨戦

元帥は燃え、山梨は受けて立つ。

東穀夏の陣は、ようやく殺気に満ちてきたのである。

「鮒鮓や彦根の城に雲かかる 蕪村」

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昭和の風林史 (昭和四七年五月十二日掲載分) (2014.05.28)

忘れたころに 実勢悪相場出現

実勢悪に目をつぶり

誰もが強気に〝洗脳〟されたあたりで、

どっこいそうはいくものかと崩落する。

「柿若葉重なりもして透くみどり 風生」

相場は、どこまでも意地悪に出来ているから、

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昭和の風林史( 昭和四七年五月十一日掲載分) (2014.05.27)

売り方針一貫 気長に軟化待ち

大勢的には、

あくまでも売り方針を一貫すればよいだろう。

ここは戻すほど後が悪いジリ貧だ。

「名所絵の明治風景花菖蒲 風生」

これだけの在庫があるのだから―という発想で

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昭和の風林史 (昭和四七年五月九日掲載分) (2014.05.26)

逃げ場づくり 因果玉が鈴なり

目に見えて相場の内容が悪くなっているのだが

大衆筋は値ごろで買い、さらに重くしている。

「山水に夏めく蕗の広葉かげ 蛇笏」

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昭和の風林史 (昭和四七年五月八日掲載分) (2014.05.23)

増反、順気なら 雨のダラダラ坂

天候相場必ずしも高いとは限らない。

順気順気で

雨のオランダ屋敷はダラダラ坂という事もある。

「どくだみの香にたつ土の薄暑かな 麦南」

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