昭和の風林史 (昭和四七年七月二十八日掲載分) (2014.07.30)
意地も人情も 相場にゃ勝てぬ
敗け犬を、どつきまわしている売り方。
これが相場というもの。
買い方に声なし。黙して語らず。
「業苦呼起す未明の風鈴は 波郷」
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昭和の風林史 (昭和四七年七月二十六日掲載分) (2014.07.29)
天神底を構成 出直り案外近し
今のような状態の相場が今週いっぱい続くと
大底を構成して、出直りにつながるであろう。
「みづうみの夕焼消えし松江かな 米城」
今週、このあたりで相場が小高下していると、
底が入ってしまうだろう。
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昭和の風林史 (昭和四七年七月二十四日掲載分) (2014.07.28)
天神底と見る 陰の極限を這う
天神さんに願かけて天神底になりますように。
きょうは宵祭り。
23日、日曜は大暑。節である。
「梅干してあたりにものの影もなき 風生」
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昭和の風林史 (昭和四七年七月二十二日掲載分) (2014.07.25)
ど壺にはまる 売り方大底叩く
なにひとつ強気する材料がないということが相場の世界では、なによりの買い材料になるのだ。
「土用波はるかに高しみえて来て 万太郎」
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昭和の風林史 (昭和四七年七月二十一日掲載分) (2014.07.24)
戦況不利なり だが必勝の信念
上空を飛ぶキラキラしたB29爆撃機を見る思いである。
腹だたしい買い方。男は黙って我慢する。
「夏来てもただ一つ葉のひとつかな 芭蕉」
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