証券ビュー

森羅万象

昭和の風林史 (昭和四七年八月十七日掲載分) (2014.08.26)

遂に底入れる   かなりの反発が

おどま盆ぎり盆ぎり盆から先ゃ高いぞ

盆が早く済みゃ早よ戻る。

小豆も手亡も底入れしたようだ。

「鬼灯が朱く八月余日なし 誓子」

なんにも言うことはない―と、

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昭和の風林史 (昭和四七年八月十六日掲載分) (2014.08.25)

売り方目標値   八千五百円実現

立秋を過ぎると

空の色もなんとなく違ってくるように

人々は小豆の下げ方にも底近しを感じだす。

「野へ辻を曲がりゆく灯も魂送り 貞」

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昭和の風林史 (昭和四七年八月十五日掲載分) (2014.08.22)

がっくりして   コツンと底入れ

小豆も、このあたりから買えば、なんの苦労もあるまいに。

小の文字の送り火でもするのがよい。

「あえかにもあはれ大文字の一度きり 妙子」

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昭和の風林史 (昭和四七年八月十四日掲載分) (2014.08.21)

亡霊みたいな    掴みどころなし

買い方の怨の精霊をさらりと流すことができるだろうか。

供養をしなければならない。

「流灯の一つゆく闇後の闇 麦丘人」

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昭和の風林史 (昭和四七年八月十二日掲載分) (2014.08.20)

手亡に動き足    気乗りせぬ小豆

売るべし、買うべし、休むべし。

そのいずれにもならない小豆相場。

むしろ手亡に望みが託せる。

穀物相場が腑抜けのような無気力場面で

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