証券ビュー

森羅万象

趨勢下降線上 ジリ貧の相場だ (2015.10.26)

昭和の風林史(昭和四八年十月十三日掲載分)

相場の趨勢はジリ貧である。
戻り売りである。出回り期の下げ相場だ。
高値買いつき玉がシコル。

「山雨に暮ゆく庭の楓かな 流木」

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供給過剰でも 錯覚すると買う (2015.10.23)

昭和の風林史(昭和四八年十月十二日掲載分)

ありありと供給過剰の小豆を、
人々は、なにに酔っているのか強気したがるので
変なぐあいだ。

「行く秋の鐘つき料を取りに来る 子規」

小豆相場を見ていると、なんとしても買いたがる。

買いは陽気。売りは陰気。
人間誰しも明るいほうを好むものである。

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売り方針堅持 落日は釣瓶落とし (2015.10.22)

昭和の風林史(昭和四八年十月十一日掲載分)
よく買いついたあとだけに、
下げも案外深いように見える。
ジリ貧か?ドカ貧か?。売り一貫。

「ひとりではなく独りの土瓶蒸し 龍男」

下げるために上げたようなものである。
今は相場に芯が無いから、上げると必ず下げる。

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ナンセンスだ 人気が強いのは (2015.10.21)

昭和の風林史(昭和四八年十月九日掲載分)

人気は強いが、この小豆相場には
深い下げが影の如くつき回っている。
湧いたところは厳然売り。

「彼一語一語秋深みかも 虚子」

土曜休日による連休明けの月曜の相場は

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戻り売り歴然 一段下げがある (2015.10.20)

昭和の風林史(昭和四八年十月八日掲載分)

どう考えても荷圧迫は免れない。
相場は理クツ通りにゆくときもある。

「豊年の田明り汽車の中までも みづほ」

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