昭和の風林史(昭和四八年十月十三日掲載分)
相場の趨勢はジリ貧である。
戻り売りである。出回り期の下げ相場だ。
高値買いつき玉がシコル。
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昭和の風林史(昭和四八年十月十二日掲載分)
ありありと供給過剰の小豆を、
人々は、なにに酔っているのか強気したがるので
変なぐあいだ。
「行く秋の鐘つき料を取りに来る 子規」
小豆相場を見ていると、なんとしても買いたがる。
買いは陽気。売りは陰気。
人間誰しも明るいほうを好むものである。
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昭和の風林史(昭和四八年十月十一日掲載分)
よく買いついたあとだけに、
下げも案外深いように見える。
ジリ貧か?ドカ貧か?。売り一貫。
「ひとりではなく独りの土瓶蒸し 龍男」
下げるために上げたようなものである。
今は相場に芯が無いから、上げると必ず下げる。
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昭和の風林史(昭和四八年十月九日掲載分)
人気は強いが、この小豆相場には
深い下げが影の如くつき回っている。
湧いたところは厳然売り。
「彼一語一語秋深みかも 虚子」
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昭和の風林史(昭和四八年十月八日掲載分)
どう考えても荷圧迫は免れない。
相場は理クツ通りにゆくときもある。
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