証券ビュー

森羅万象

相場の頭重し 投機熱徐々後退 (2015.12.24)

昭和の風林史(昭和四八年十二月十四日掲載分)
きつい金融の引き締めが
小豆にも影響してくるだろう。
取り組み内容が非情に重たくなっている。

「神田川よごれて年も果つるかな 恒明」

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儲けは〝懐ろ〟へ 収穫の発表待ちへ (2015.12.22)

昭和の風林史(昭和四八年十二月十三日掲載分)
暴走する前に歯止めをかけるのはよい。
小豆は
しばらく農林省の収穫発表待ちで
お茶を濁すところか。

強烈なインフレ時代においては
いかなる尺度も色あせ、
お金の減価速度に沿って、
その価値を落としていくものらしい。

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金言は死語に 時代の変化怖い (2015.12.21)

昭和の風林史(昭和四八年十二月十二日掲載分)
感覚にしろ考えにしろ
時代から取り残されるほど怖いものはない。
小豆の二万円時代もくるだろう。

「冬の野は小さき白き城を置く 青邨」

淀屋商事の塩谷潔社長は
『昔は、春の野に出(い)でて
遠山をのぞむが如し―などと言いまして、
相場を見る奥義を、
このような、うまい表現であらわしたのですが、
現代の相場は、
なんとなく味(あじ)気がないですね。
もう、われわれの感覚は古いのでしょうか』―と。

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舵取り難しい 難破は避けよう (2015.12.18)

昭和の風林史(昭和四八年十二月十一日掲載分)
小豆は17日の実収高待ち。
業界は全般に理性を取り戻そうとしている。
市場あっての業界だ。

「炉火しづか汝が心読みかねつ 虚子」

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業界最大の危機 過激な投機自重せよ (2015.12.17)

昭和の風林史(昭和四八年十二月八日掲載分)
商品業界は最大の危機に直面している。
全商品取引所の一時閉鎖は
今のまま行けば現実となろう。

「しんしんと寒波来し夜の鴨の声 春潮」

今日は十二月八日。嫌な思い出が二重映しになる。

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