証券ビュー

森羅万象

反発力を蓄積 攻防ライン激闘 (2016.02.05)

昭和の風林史(昭和四九年二月四日掲載分)  
春遠からじ。
大台三ツ替わりの下げ相場も、
このあたりで値ごろ鍛錬にはいりそうだ。
「何事もなくて春たつあしたかな 士朗」

下げてみれば下げたで理屈がつく。
上げれば上げたで理屈がつく。
それが相場だ。

そして、高ければ、なお高くなりそうに思えるし、
安ければ安いでもっと下げそうに思う。
これが人気だ。

利が乗った玉は、早く利食いし、
引かされた玉はなかなか見切ることが出来ない。
これが人情だ。

辛抱に辛抱を重ねたあげくに

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強烈なる反撃 今が好買い場!! (2016.02.04)

昭和の風林史(昭和四九年二月二日掲載分)
小豆相場は
単に赤い小さな豆という狭い範囲内での相場ではなく
大きな役目を持って動くだろう。

「春めくや庇の影の古障子 南風」

物不足が解消したといっても、
いつまたどうなるか判らない危険を
常に持っている日本経済である。

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玉整理進行す 天災期限月期待 (2016.02.03)

昭和の風林史(昭和四九年二月一日掲載分)
さしもの下げも落ち着いたようで、
玉整理も進行した。
七月限の登場で人気も引き締まるところ。

「銀ねずに朱のさばしる猫やなぎ 蛇笏」

二月。早春。余寒。冴え返る。節分厄払い。
立春。紀元節。雲にそびゆる高千穂の
爆弾三勇士。廟行鎮の敵の陣―。

如月(きさらぎ)という言葉の語感は、
冴え。凛厳。寒烈などに通じる

しかしまた、春近し。早春。梅花という、
なまめかしさもある。

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性格を見れば 本年は凶作相場 (2016.02.02)

昭和の風林史(昭和四九年一月三十日掲載分) 
46年は増山・凶作相場。
47年は大豊作相場。
48年は板崎・インフレ相場。さて本年は…。

「宮をぬけ寺をぬけゆく枯野かな 非文」 

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新ポで判断か 気迷い色深める (2016.02.01)

昭和の風林史(昭和四九年一月二九日掲載分)
一般に気迷いである節分底と見るか、
二月高は売り場と見るか。
相場は人気の裏を行く。

「寒天小屋の暦の日々を消してゆき 非文」

納会の値段は、付いてみると〝成る程〟ということになる。

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