大勢上値指向 強気方針で一貫 (2016.05.31)
昭和の風林史(昭和四九年五月二十五日掲載分)
押し目を入れたあと反騰、
新値抜け地点でモミ合い、
日柄を稼いで一気に八千円相場実現となろう。
「すずかけもそらもすがしき更衣 波郷」
総じて弱気の多い市場であるが相場は硬化した。
大量の早渡し、早受け、割のよい限月へ乗り替え。
目まぐるしい攻防であった。
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一応全値戻し 早受け続出好感 (2016.05.26)
昭和の風林史(昭和四九年五月二十四日掲載分)
早くも全値戻しを目指す大勢。
天候が悪ければ儲けもの―式の強気勢力が台頭するところか。
「瓦煎餅反(そり)うつくしや楠公祭 青邨」
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人気の迷いは 依然尾を引くが (2016.05.25)
昭和の風林史(昭和四九年五月二十二日掲載分)
決定的な材料、
あるいは劇的な材料出現を待つ小豆相場。
全値戻しまではあろうが、あとが問題。
「山女の斑明らかに水の底ゆけり 碧雲居」
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まず失地回復 全値戻しの勢い (2016.05.24)
昭和の風林史(昭和四九年五月二十一日掲載分)
押し目完了した相場は急速な出直り態勢にはいった。
あるひ突然のS高含みの相場と見るべきだ。
「一つ葉やひと夜の露の居所 潮雨」
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今週強力反発 目から火花飛ばん (2016.05.23)
昭和の風林史(昭和四九年五月二十日掲載分)
今週は目の覚めるような反撃がありそうだ。
すでに下げ止まった。玉は静かなうちに仕込め。
「どかと解く夏帯に句を書けとこそ 虚子」
迷っている人がまだ多い。
鱗をおさめ翼をひそめ、思いを風雲に託す―
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