あくまで冷静 反省するばかり (2016.07.11)
昭和の風林史 (昭和四九年七月九日掲載分)
すぐ反省する相場である。実に冷静だ。
冷静で反省ばかりする人間は
面白くないのと同じだ。
「さからはず十楽をさへ茂らしむ 風生」
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警戒人気強し なるが故に買い (2016.07.08)
昭和の風林史 (昭和四九年七月八日掲載分)
小豆、手亡とも高値に対しての警戒心が強く、
微妙な段階だが、下げたところは再び買われる。
「水取虫羽音重きは落ちやすし 楸邨」
七日のたなばた。
朝顔市が済むと浅草観音の ほおづき市。
人形町あたりの路地の裏の民家に、
赤いほおづきをつけた鉢植えが、
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天井するまで 買い一貫が秘訣 (2016.07.07)
昭和の風林史 (昭和四九年七月六日掲載分)
目先嫌な気味だが崩れたところは小豆、
手亡とも新穀限月の買い場になろう。突っ込み買い。
「朝顔を見にしののめの人通り 万太郎」
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吹き抜け街道 韋駄天走りだ!! (2016.07.06)
昭和の風林史 (昭和四九年七月五日掲載分)
去年の七月の天井値段を抜けば
吹き抜け街道韋駄天走り、
この道はいつか来た道。
「水打てば沈むが如し苔の花 虚子」
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市場の常識は先限二本の買い (2016.07.05)
昭和の風林史 (昭和四九年七月三日掲載分)
小豆、手亡とも先二本は買っておけば
楽しみが残るという人気である。
これ市場の常識である。
「梅雨の日のただよひありぬ油坂 三鬼」
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