次世代めぐる正念場
海外展開が新たな手がかり
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日東工業(6651)は底入れ。反転待ちの状態。日柄調整とみられる。前期4Qから持ち直しているが、設備・住宅投資の低迷が尾を引いているためだ。財務は健全(前期末の連結自己資本比率88.7%だが、調整一巡にもかかわらずリバウンドが鈍い。今、来期、次世代をめぐる正念場。前期から豊田織機と共同開発したEV・PHV用充電スタンド、電力計測ユニット「エネメータ」シリーズ、短納期・低価格・高品質といわれる標準分電盤など投入。太陽光発電システム用ホーム分電盤や菊川ラボに設置したデータセンター熱検証ルームも新しい試み。中国やアセアンなど海外展開をにらみながらポスト金融危機に備えている。5月11日1115円をつけ、昨年とリーマンショック直前の高値を抜いただけに、反転待ちでも経過良好。調整明けが楽しみだ。
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コア事業の配置再構築
半年、1年後が楽しみ
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中京医薬品(4558・JQ)は巻き返し。内部固めに入った。昨年12月、販売方針のガイドライン運用を強化。主力の小売事業が前期4Q予想以上に落ち込んだ。このため、3月19日に組織変更と人事異動を発表。4月1日から山田社長が配置営業統括本部長に就任し、コア事業の配置中心に第2の創業を打ち出した。ちなみに、昨年5月創業60年。次世代の関門に相当し、おりからリーマンショックによる鬼門通過現象。「先用後利」で有名な300有余年の伝統商形態を軌道修正している。今年は乱気流が終わり穏やかな上昇運。ピンチをチャンスとみれば来年結果が出るという。
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DPの受注増手がかり
微差が大差につながる
福島印刷(7870・名2)は2Q底入れ。同累計2%増収の折り返し。持ち直している。1Q30%、2Qも16%伸びたDM・DP関連サービスの受注増によるもので、3Q以降反転の手がかり。
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09年ブレーキ システムリサーチ 3月23日 (2010.03.23)
10、11年上昇運
戦略立案に引き合い
システムリサーチ(3771・JQ)は下振れ。1月27日修正発表。4Qの追い込みも盛り上がりに欠ける。リーマンショックでIT投資の中断・縮小が続出したものの、局面打開を巡る戦略立案に引き合いがあった。このため、2010、11年ソフト開発、SIサービス中心に回復が見込まれ、東証上場を目安に中期計画(3年)を発表したほど。前期連結14%増収で着地しただけに、3Q連結15億円(37%減)にとどまった受注を見て修正に踏み切った。
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