中古衣料にエネルギー
コンテンツ配信の材料待ち
ゲオ(2681)は踊り場。前期連結最高益を計上し一進一退。もみ合いが続いている。峠を越した既存事業と新規事業立ち上げを巡るもので、市場を二分するライバルCCCも似たような状態。双方、事業再構築が始まった。同社の場合、主力のDVD・CDレンタル、ゲームソフト販売に対し、セカンドストリート(06年フォー・ユー)完全子会社化、子会社エイシス吸収合併が布石。新たに中古衣料、コンテンツ配信事業に活路を見出した。
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トヨタ車の回復が主因
ピンチがチャンスに変わる
三ツ知(3439・JQ)は堅調。前期、連結売上高がピークの8割まで戻り大幅増益。50円配当を実施。びっくりした。今期慎重だが、シロキ工業(前期連結構成比51%)と連携。もうひと山ありそうだ。5日トヨタ1Q発表でも明らかなように、海外でトヨタ車の回復が主因。リコール問題を吸収しただけに強い。事実、シロキ工業は今期連結二ケタ増益の見通し。8月5日上方修正している。それに鍛造設備の北米、タイ移管も手がかり。前期ゼロベースでコスト構造を見直し、採算が大幅に改善している。
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体質強化 キムラユニティー 7月29日 (2010.07.29)
前期切り返し足場固め
来年の創業130年が節目に
キムラユニティー(9368)は切り返し。反転の足場を固めた。昨年8月3日、同9月14日、及び4月28日の上方修正によるもので、前期連結8%減収、営業利益4.1倍が何より手がかり。直前期も後半リーマンショックをかぶり、トヨタグループ(依存度38.9%)総崩れの中で黒字確保。07年3月期から20円配当を堅持している。
1Q発表は8月2日の予定。前期連結7%減収に対し、営業利益4.2倍になった物流情報サービスの伸びが見どころ。
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最高益に意欲 焼津水産 7月23日 (2010.07.23)
次世代の製品がヒット
食品業界で出色の300億円
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焼津水産化学工業(2812)は続伸。今期、11年ぶり最高益更新に意欲。3年後、連結売上高300億円(前期218億円)を掲げ飛び出した。1Q発表は8月5日の予定。前期様変わりになった業績好転を受けたもので、本格販売10年、国内トップシェアN-アセチルグルコサミンの市場拡大、海外展開、CVD(連続真空乾燥装置)能力倍増に伴う2号機稼働、さらにYSKブランド育成など従来の中期計画と一線を画した内容。国内のデフレギャップ25兆円、リーマンショックの調整が尾を引く中、成熟した食品業界にとって出色の存在。1Q上振れとなれば、09年10月高値1230円をとらえそうだ。
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