事業すべて見直し攻勢
デフレギャップ解消に備える
カネ美食品(2669・JQ)は横ばい圏。調整が一巡し需給バランスを取り戻すところ。直近2年がっちり足場を固めた。リーマンショックをかぶりながら、大崩れしていないためだ。営業利益が半分になったユニーと3分の2にとどまったサークルKサンクス向けが大半だが、駅中、駅地下、六本木ヒルズなどテナント事業拡大。15工場、303店舗(2Q連結累計)を基盤インフラに3大都市圏攻勢。徐々に調整を抜け出しそうだ。
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製薬大手と提携実現も
ヒト抗体ライブラリー確立
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医学生物学研究所(4557・JQ)は復調。反転2期目、4Qに入った。独自の製品(単体75%)、商品でも連結増収を確保。09年3月期を境に採算が大幅に好転している。ヒトゲノム解読から11年目。ポストゲノムの本命といわれる抗体医薬品開発。ファージ・ディスプレー法を擁し、ヒト抗体ライブリーを確立しているだけに出番が近い。
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3Qから変わる ショクブン 1月6日 (2011.01.06)
前半の反省がきっかけ
コアビジネス回帰もたらす
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ショクブン(9969)は仕切り直し。後半盛り返す見込み。3Qから変わってきた。昨年10月29日の下方修正、3円減配表明によるもので、これまでにないメニュー刷新、ネット通販開始、年末商戦に傾注するなど前半の反省がきっかけ。前期47%営業増益になった矢先、3Q発表(前期1月29日)、4Qの追い込みが注目される
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期末配当に注目 電話施設 1月5日 (2011.01.05)
会社に社長も上昇運
光回線普及に新たな手がかり
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日本電話施設(1956)は底固め。昨年11月2日上方修正したが、依然として一進一退。
反転のきっかけ待ちだ。NTTの光回線普及を巡るもので、2015年100%を目指す総務省の構想がこなれずじまい。大臣交代、NTT分割見送りを通じて料金や設備、サービスの詰めを欠き、期待先行の揺り戻しがきている。NGN(次世代ネットワーク)、ブロードバンド(高速大容量)移行を前に避けて通れない場面。実際に光回線を契約した世帯がこれまで3分の1にとどまり、残り3分の2が反転のエネルギー。その点、来年4月からNTTが「フレッツ光」のサービス料金を40%程度、接続料金も25%を目安に引き下げる意向を固めたのが新たな手がかり。来期光事業の黒字転換を見込むNTTにとっても踏ん張りどころだ。07年7月NTTから着任し、09年6月トップになった伊藤社長(58)の出番もこれから。2011年は会社、社長も上昇運だけに反転のきっかけを掴みそうだ。14年(設立60年)が次世代の節目。もう一皮むけるところにきている。
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4Q追い込み ジーフット 1月4日 (2011.01.04)
トーニングシューズ登場
11年春夏シーズンから本格化
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ジーフット(2686)は好転。年末年始の書き入れ時を迎え、4Q追い込みに入った。昨年10月から既存店が持ち直し、11月103%、12月92.5%の水準。期末、年度替わり期待をもてる。昨年4月登場した1万円前後のトーニングシューズが新たな手がかり。フィットネス、シェープアップを通じ女性の間で人気。以来品薄になっているためで、11年春夏シーズンから本格化するとみられ、10年夏場以降の異常気象や円高株安一巡。親会社イオンの3~11月期大幅営業増益も支援材料。今期「見込み通り増収なら期初予想の利益が出る」(服部社長)という。
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