国内収束し海外シフト
リーマンショック後区間新続出
シロキ工業(7243)は好調。1、2Q上方修正し3Q発表(2月2日)待ち。リーマンショック後に区間新が続出している。06年から事業再構築急ピッチ。むしろ、同ショックで弾みがついた。売上高800億円で利益確保にめど。懸案の米国、中国、タイなど海外の稼ぎが増えているためだ。昨年11月に東急が1377万株(222円)手放し、アイシン1125万株(3位)、トヨタが1759万株(20%)取得し筆頭株主。東急は1164万株で2位にとどまるが、トヨタの持分法適用会社となり同グループ色が濃くなった。
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移行措置が追い風呼ぶ
新指導要領実施前にリード
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文溪堂(9471)は好調。2Q連結累計最高の折り返し。3Q堅調な模様で4Qスパートしている。新年度から小学校が新学習指導要領完全実施。4月早々、移行措置2年の結果が出るためだ。中学校は来年度実施され、移行措置3年の結果が1年後にわかる。よって、次期から2年1Q発表(昨年8月4日)で大勢決まり。緊迫した場面を迎えている。しかし、同社は前期連結0.8%増収(8.6%営業増益)、今期2Q同2.5%増収(11.4%同増益)で折り返し、並々ならぬ対応ぶり。移行措置の間にシェアを上げた。
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営業利益率11.86% 矢作建設 1月14日 (2011.01.14)
裾野拡大し差別化戦略
09年節目に大きな山見える
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矢作建設工業(1870)は堅調。リーマンショックから受注、完工が伸び悩む中で予想利益を確保。年度末の追い込みに入った。昨年11月4日に通期の連結売上高を60億円下方修正。次期も厳しいとみられるためで、代名詞になったピタコラム事業、分譲マンション、ウッドピタ、ゴルフ場コース管理事業など裾野拡大。徹底した「デザインC」(施主の理念実現にプロとして貢献すること)による差別化戦略が目玉になっている。
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新しい手がかり 大宝運輸 1月13日 (2011.01.13)
四日市支店が適応モデル
三好支店も反転の目玉提案
大宝運輸(9040)は底練り。ボトム圏で一進一退。新体制の試行錯誤が続いている。空・海運が円高一服から輸出で一息つく一方、陸運は需要ギャップ15兆円の谷間。事実上の消耗戦になっており、環境対応、燃料高、価格競争など逆風のまま。リーマンショック以降、物流や在庫管理も割安な代行、レンタルサービスが台頭し、単価安に歯止めがかからない。しかし、同社は動じない。30有余年教育立社、門戸開放、自力実行に徹し全人教育。人材が山のようにいる。
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そろって堅調 トランスシティ 1月12日 (2011.01.12)
財閥系にない持ち味魅力
3、4Q慎重だけに上方修正も
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日本トランスシティ(9310)は予想以上。倉庫をはじめ港湾・陸上運送、国際複合輸送などそろって堅調。3、4Q慎重だけに上方修正も考えられる。3Q発表は2月9日の予定。昨年11月FRBの追加金融緩和を受けて円高にブレーキ。1、2Q回復した取引先の荷動きが思ったほど落ち込まず、昨年11月から株高もあって踊り場を乗り切る見通し。昨年暮れ297円まで戻したが、日経平均もリーマンショック直前の水準(1万2214円)が目安といわれ、当時380円どころが視野に入った。
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