夏場過ぎから上昇気流
楽天も問題解決の提案評価
キムラユニティー(9368)は堅調。2、3Q連結累計着実な回復ぶり。緊迫感が清々しい。主要顧客から受注増、持分法収益の改善によるもので、今期リーマンショック直前期の8割まで戻す見込みだ。昨年10月22日の上方修正が手がかり。当事者能力、物流の技術、改善などトヨタグループにもまれた問題解決の提案が外部でも評価されている。
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前期と逆の展開 焼津水産 2月8日 (2011.02.08)
社長交代巻き返しはかる
切り札のアンセリン量産化
焼津水産化学工業(2812)は2Qブレーキ。急伸した前期と逆の展開。3Q持ち直し4Q追い込みに入った。1Q堅調だったが、2Q猛暑、受注減、価格競争、一部不採品整理、さらに償却負担増など昨年10月29日下方修正。前期調味料が復活する一方、子会社の寄与から一昨年10月30日上方修正しただけに反動とも受け取れる。昨年11月5日代表取締役の坂井社長は取締役会長、同山本専務(61)が代表取締役社長に就任。立ち上げたばかりの新中期計画を続行。巻き返しをはかる。昨年7月23日述べたように、09年50周年を迎え次世代のステップ。海洋性のN-アセチルグルコサミンやコラーゲン、海外展開、CVD(連続真空乾燥装置)、切り札といわれるアンセリン投入など手がかり豊富。
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海外の現地対応に意欲
シロキのエネルギー乗り移る
三ツ知(3439・JQ)は計画線。底堅い折り返し。むしろリーマンショックで一皮むけた。前期連結8割戻したのが手がかり。自動車減税、同購入補助金等によるもので、今期反動、鋼材値上げ、海外拠点増強など逐一こなす場面。直近、一進一退の印象を受ける。同社の真骨頂は工業用ファスナー(締結部分)。切削せずに常温で金型を使って圧縮成型する冷間鍛造加工に特色。無駄がないし軽く、小さく、丈夫にすれば付加価値もつく。取引の半分を占めるシロキ工業やトヨタグループも認めるところで、先進国のほか新興国でもニーズの強い小型車部品シフト。
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3Qまで2ケタ増収
慎重だけに新たな材料も
企業HPご案内 前回の企業レポート
エナジーサポート(6646)は浮上。昨年9月28日につぎ1月31日上方修正。もう一声かかるところだ。直近2期連結減収に対し、今期3Qまで2ケタ増収が手がかり。主力の電力向け電気機器の回復によるもので、個別に加え子会社の外販も寄与。
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2つの事業に方向感
検査装置の新製品に反響
名古屋電機工業(6797)は反落。1月31日発表した3Qまで見込みを下回ったが、4Q情報装置が需要期に入り概ね計画通り。次期につながりそうだ。1月19~21日東京ビッグサイト「ネプコンジャパン2011」に出展したはんだづけやX線検査装置など新製品の反響が予想以上。検査装置の受注回復(計画12億円)が見込まれるためだ。前期、政府の景気対策に伴う情報装置の受注増が反転のきっかけ。
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