1Q発表から新しい流れ
新計画発表し人材育成最優先
岡谷鋼機(7485)は復調。バランスを取り戻した。前期ほぼリーマンショックを吸収した矢先、3・11東日本大震災。今期予想に合理的な根拠なく、前半白紙の情勢だが、後半復興需要や円高修正が見込まれ事実上前期並みの見通し。現場から上がってきた情報によると、前半15%減収、20億円程度持ち出しの模様。一方、再び連結売上高1兆円、純益100億円(16年2月期)を掲げ新中期計画を発表。通過点として同8000億円、同80億円、海外取引比率30%(14年2月期)にも言及。
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ビジネスモデル確立目前
12年に1度クライマックス
メディカル一光(3353・JQ)は大健闘。厳しい競争下で堅調そのものだ。調剤薬局をコアに医薬品卸、ヘルスケア、不動産の4事業に特化。イオンやハウス食品、沢井製薬ほか機動的な提携によって医療、介護支援を巡る独自のビジネスモデル確立目前。市場は1月25日25万円の高値をつけ、計数目標の連結売上高300億円、経常利益20億円(15年2月期)を先取りした。3月11日の震災後一服している。07年2月期から連結になって4期連続最高益。今期も小幅ながら事実上続伸の見込み。
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逆風にめげず1円増配
12年から5年つづく上昇運
福島印刷(7870)は堅調。逆風にめげず1、2Q増収を確保。復元増配1円を実現する構え。ITやネットワーク化に伴う市場の構造変化に対応している。従来のビジネスフォーム、カラー・文字物関連をこなす一方、IPDPやDMDPなど外注・販促データプリントサービスが2ケタの高い伸び。設計から製造、営業活動を結ぶ一貫した標準化により原価・販管費の改善も手がかり。トータルで好転している。3・11大震災により用紙調達、イベント中止、首都圏営業など影響が出ているが、追って復興需要が見込まれ心配ない。3、4Q反動がくれば次期以降取り戻す見通し。
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省エネタイプ投入が呼び水
40周年目前に3、4Q追い上げ
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シンポ(5903・JQ)は復調。持ち直した。1、2Q前年を上回り、不需要期の3Q(1~3月)も善戦しているためで、5期ぶり反転が確実な情勢。昨年2月投入した省エネタイプ無煙ロースターが呼び水になった。現在、見本市やメンテ、改装などを通じて3分の1ないし半分切り替わった模様。東京、九州や北海道で節約、低価格一辺倒から単価上昇。新規物件も当たりが出てきたという。
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