足場固める マルサンアイ 4月28日 (2011.04.28)
12年が次世代の目安
みそと豆乳新たな仕込み
マルサンアイ(2551)は一服。連結売上高200億円を突破し大台固め。前期後半から踊り場に入った。みそ(業界3位)復活、豆乳脱皮(同2位)を巡るもので、12年(60周年)が次世代の目安。今期延べ13億円投入し、みその設備更新と豆乳製品を増強。もう一皮むけそうだ。みそは今期55億円(6%減収)の計画で採算改善が見込まれ、豆乳103億円(同増収)、飲料37億円(同)、その他の伸びも見どころ。
>>続きを読む
一時34円高 石塚硝子 4月26日 (2011.04.26)
注目される1Q発表
再び紙容器・PET受注増も
石塚硝子(5204)は踊り場。一進一退になっている。前期後半の落ち込みが尾を引き、震災の影響も予断を許さないためで、同4Q営業赤字になった瓶の値上げが焦点。計画の半分以下といわれる中国工場立ち上げも喫緊の課題。気がかりだった東京工場の電力不足は、自家発電で補う一方、重油高に伴うコスト吸収が悩ましい。昨年4月に新中期計画(3年)を発表し、連結売上高を1年でクリアしたが、経常利益17億円が液状化した状態。前回述べた09年(創業190年)と11年(設立70年)が節目になっている。
>>続きを読む
取り組み活発 ダイセキ 4月19日 (2011.04.19)
3期ぶりに成長軌道
15年が次のクライマックス
企業HPご案内 前回の企業レポート
ダイセキ(9793)は復調。前期リーマンショックを吸収し今期2ケタ続伸の見込み。3期ぶりに成長軌道を取り戻した。東日本大震災の影響を織り込んでいないが、関西事業所と子会社MCRの能力倍増、遅かれ早かれ復興需要の顕在化が新たな手がかり。子会社の環境ソリューションが前期底入れし、同システム機工も昨年9月中国の大手石化関連SI企業と業務提携。
>>続きを読む
電動工具成形品フル稼働
3Q以降震災の影響が焦点
旭化学工業(7928・JQ)は予想以上。1、2Q計画を上回り1月13日上方修正。3Q以降、震災の影響が焦点になりそうだ。連結売上高の約40%を占める自動車部品成形品が対象。3月14日から得意先の生産停止によるもので、4月18日再開にこぎつける見込みだが、27日まで50%操業。GW以降、仕切り直しという。一方、過半を占める電動工具が好調。中国のほかアジア中心に新興国の需要増が手がかり。
>>続きを読む