反転し踊り場 日東工業 6月23日 (2011.06.23)
10年スパンの助走段階
注目される震災と次世代対応
日東工業(6651)は一服。前期反転し踊り場入り。次の足場を固めるところだ。震災、次世代対応、コスト構造改革など懸案をこなす場面。今期減益予想にしても、10年スパンの助走段階。リーマンショックと震災を通じて一皮二皮むけそうだ。
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来年度以降かさ上げ
インパクト大きい耐震補強事業
矢作建設工業(1870)は反転。目前とみられる。3・11以降情勢一変。震災の影響が広がっているためで、同社の場合、耐震補強が建設事業の45%(前期連結236億円)を占めるだけにインパクトが大きい。ピタコラム232億円とウッドピタ事業。直近3年で2倍強に伸びた。これまで優先された学校耐震化がピークを迎え、今期減収の見込みだが、震災に伴う学校耐震化繰り上げ、病院や庁舎の防災拠点、集合住宅など耐震施工の引き合い旺盛。ブレース(筋交い)なしの新工法を開発し特許、技術評価(日本建築防災協会)を取得したことから採用もふえている。それに、木質系戸建住宅向けウッドピタも施工した被災地の損傷がほとんどなく、1件ごと具体的な調査報告が同社のHPでヒット。Webによる相談、紹介件数が急増した。
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3Qが踊り場 サーラ住宅 6月16日 (2011.06.16)
連結上方修正で折り返す
具体的な反転材料手がかり
サーラ住宅(1405)は復調。持ち直した。昨年12月14日、6月7日の修正発表によるもので、前期ほぼリーマンショックを吸収し、3・11から震災対応待ったなし。ピンチに違いないが、チャンスとも受け取れる場面。事実、連結上方修正で折り返している。上期連結住宅受注90億円(16%増)、同部資材仕入れ74億円(同)が手がかり。
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仕込み本格化 名工建設 6月10日 (2011.06.10)
次期から様相一変も リニア14年度着工決まる
名工建設(1869)は堅調。前期一段と締まってきた。4月28日の上方修正によるもので、直前期スタートした第14次中期計画(3年)が手がかり。安全確保を筆頭に8項目掲げたほか官公庁工事の競争力、民間工事のコスト競争力、維持・補修・改良・改築実績の積み上げなど懸案解決が骨子。堅実な経営のもとで確実に仕事を遂行し、収益体質をより安定したものにするという。
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浜岡停止の影響軽微
社運踊り場、社長上昇運
エイケン工業(7265・JQ)は計画線。震災にめげず健闘している。直接被害がなかったほか、懸念された中電浜岡停止の影響も軽微。1、2Q減収ながら純益を除き予想を上回った。円高、原油・鋼材高、前期最高になった輸出の反動、さらに震災対応を迫られたものの見込み利益を確保。通期では計画通りという。
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