ホンダと連動 田中精密 11月9日 (2011.11.08)
次世代シフト鮮明に
4Qないし来期1Q急回復
田中精密工業(7218・JQ)は一進一退。震災につぐタイ洪水、円高のはざまでホンダと連動。前半計画を上回ったが、後半見通しがつかず、6月22日発表した通期予想のまま。3、4Q対応に追われそうだ。しかし、来期V字型回復とみられ、ホンダが2012年半ば米国に投入する予定の新アコードを手がかりに巻き返し。来年2月子会社が取得する米国ロッカーアーム製造設備60億円(5割増強)、同12月稼働見込みのインド子会社(資本金4億円相当)もポジティブな材料。
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「木曽路」の脱皮やってくる
木曽路(8160)は回復。4期ぶりに収益好転。直近きっかけをつかんだ。前半見込みより減収だが採算改善。7~9月足を引っ張っていた牛肉のセシウム問題解決(規制値の10分の1)。10月以降客足が戻り来期にかけて出店増が見込まれるためだ。
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1Q発表が手がかり
3、4Q採算改善見どころ
石塚硝子(5204)は上振れ。比較的堅調な折り返し。通期でも計画を上回る見込みだ。9月29日の修正発表によるもので、震災直後を物語る7月20日の発表が手がかり。連結6%増収、58%営業増益と予想以上。飲料水不足に伴う紙容器・PETプリフォームの受注増が先行した。
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タイ立ち上げ 旭化学 10月26日 (2011.10.26)
震災に円高こなし続伸
日本、中国、タイ3国生産体制
旭化学工業(7928・JQ)は続伸。震災に円高をこなし堅調。7月タイに生産子会社を立ち上げ、1年後稼働する見通し。新工場は首都バンコクの南、車で20分の高台にあり、洪水に見舞われた北部に対し問題ないという。計画通り電動工具部品、自動車部品等プラスチック製品の生産に入る予定。01年中国崑山立ち上げから10年。前期28億9600万円(営業利益2億1500万円)と国内に肩を並べ、来年以降タイでも同規模の生産拠点になる見通し。
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自動車関連がリード
航空機関連も新たな手がかり
進和(7607)は続伸。2ケタの高い伸び。前期からバランスを取り戻した。4月8日、10月11日の修正発表によるもので、見込みより減収だが収益改善急ピッチ。引き締まっている。リーマンショック、震災、円高にもかかわらず、国内外日本企業の生産回復を物語るもので、過半を占める自動車関連がリード。トヨタグループの設備投資に呼応している。連結売上高のうち、前期の自動車関連64%(直前期56%)、海外売上高26%(同19%)。
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