活気が伝わる 東洋電機 11月25日 (2011.11.24)
得意分野の受注増目立つ
南京子会社の新工場11月稼働
東洋電機(6655)は1、2Q続伸。採算も好転している。海外制御装置、空間光伝送装置、変圧器など二ケタの高い伸び。原価・販管費の改善もある。11月2日修正発表し足もと堅調。得意分野の受注増が目立ち期待をもてる。震災に伴う復興需要のほか、11月19日稼働した南京子会社の新工場が手がかり。前者は変圧器が呼び水で、後者が中国・アセアン向け設備支援の次世代拠点。後者の場合、前身を92年に立ち上げ通算20年。名古屋と南京が姉妹都市の関係にあることも支援材料。今後従業員300人(単体約200人)で収まりそうもない。
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12月8日新体制 マルサンアイ 11月24日 (2011.11.22)
豆乳成長、みそ再構築
企業100年の足場固める
マルサンアイ(2551)は踊り場。直近2期、連結売上高200億円を突破し大台固め。今、来期もう一皮むけるところだ。みそが次世代、豆乳も収穫期入りとみられ、来年3月60周年の節目。10月31日伊藤新社長(60)、青木新会長(65)を内定し、12月8日から代表取締役2名体制。企業100年の足場を固める。業界3位のみそ再構築、同2位豆乳の成長が見どころだが、共通する原料大豆の可能性もミソ。
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チャンス続く クロップス 11月22日 (2011.11.21)
40周年左右する今、来期
2017年にかけてもうひと山
クロップス(9428)は強含み。予想以上の折り返し。ビジネスチャンスが続いている。スマートフォンの市場拡大によるもので、KDDIが10月24日発表した通期500万台(計画400万台)を突破する見通しが手がかり。市場でソフトバンク追随と受け取られ、au専業だけに3、4Q再び上方修正も考えられる。震災直後から役員人事、定款の一部変更、主要株主の異動など新体制に寄せる期待と不安が交錯。3月10日438円を高値に5月30日288円の安値をつけたが、9月下旬から戻しており21日338円で引けた。移動体通信を主力に子会社で人材派遣、ビルメンテナンス、飲食店居抜き流通、文具事務用品卸をこなし堅調。大株主のKDDIや名鉄、いすゞの信用も見逃せない。
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下値切り上がる サンゲツ 11月16日 (2011.11.15)
震災対応5月にめど
懐深く関連分野に開拓余地
サンゲツ(8130)は続伸。2Q連結累計堅調な折り返し。吹っ切れたようだ。震災対応5月にめど。仙台支店中心に機能回復。東北6県で前半30%増収という。構成が全体の5%とはいえ明るい材料。その後台風が子会社のエクステリア事業に特需をもたらし後半寄与。前期7500万円営業赤字だった子会社の照明器具事業も前半1億4200万円営業黒字転換。住宅着工が4~9月6.1%増(9月10%減)だけに7、8ヵ月後インテリア需要にはね返る見込み。予断を許さないが上方修正も考えられる。
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ジャンプ前の印象 名工建設 11月15日 (2011.11.14)
今、来期足踏み状態
リニア着工新たな手がかり
名工建設(1869)は6月に70周年。次世代2度目の足固め。ジャンプ前の印象である。直近3期歩留まり改善によるもので、市場縮小、リーマンショック、震災、円高にもまれ堅調。安全・品質確保、技術向上など意欲的。もう一皮むけそうだ。2014年度リニア中央新幹線着工が新たな手がかり。JR東海は年内アセスメントに踏み切る意向で10月から沿線説明会スタート。27年東京‐名古屋間開業を目指し、ゆうに工事10年以上。延べ5兆4000億円といわれるプロジェクト。名古屋駅新ビル、リニア新駅、中間駅、関連施設など受注が見込まれる。このほかJR名古屋駅北の旧本社約600坪再開発。旧名古屋中央郵便局や三菱地所の大名古屋ビル建て替え、笹島貨物駅跡地再開発を控え案件続出。クラレや伊藤忠が本社を移した大阪駅前、梅田北ヤード着工と似たような経緯。
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