原発事故収束に時間 それでも復興需要本格化 (2011.04.10)
東北・関東大震災から3週間。市場は3月30日から明るさを取り戻した。福島の原発事故収束に課題を残しているが、被災者はじめインフラ、ライフライン関連、工場の一部で復興に向けた動きが活発。市場でも一次被害20兆円といわれる需要を巡り、これまで満遍なく理想買いが入った。11日から小回り3ヵ月、6月上旬まで調整と受けとめているが、やがて現実買いが予想され、市場は具体化する受注増を先取りする。
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多様な選択肢が浮上 エネルギー基本計画見直し (2011.04.10)
政府は19日、東電の福島原発事故に伴い国内で14基新増設を決めたエネルギー基本計画を見直すと表明。太陽光、地熱、風力、はては自家発電システムなど多様な選択肢が浮上。新年度以降、市場でも補完エネルギーとして注目を浴びそうだ。いくつか紹介する。30日から出来高を伴って2段上げに入った■■■■(****)。等方性黒鉛で世界シェア3割を占めトップ。
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ワールドスター賞は食品、飲料、健康・化粧品、家庭用品、アウトドア・ガーデニング、医薬品など14分野に分かれ、内容物の保護、ハンドリング・充填・開閉・再封の容易さ、セールスアピール、グラフィックデザイン、品質、経済性・コストダウン、環境保護・リサイクル適性など10項目について採点され、一定以上の得点のものに対して与えらる。
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2段上げ途上 3分の1戻しても大きい (2011.03.03)
栗本鉄工(5602)はじり高。1月25日発表した希望退職者募集(約80人)、2月10日の営業・経常益上方修正が手がかり。5月の決算発表にかけて昨年6月高値123円を突破しそうだ。次期黒字定着、復配が見込まれるためで、高性能マグネシウム合金、MRF(磁気粘性流体)、水素吸蔵合金処理など次世代の技術も出番を迎える。
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パイオニアに道筋 OTS102と扶桑薬品 (2011.03.02)
ミヨシ油脂(4404)は底値圏。140円中心のもみ合い。120円どころを固め上放れた不二家(2211)と同感覚で拾いたい。昨年10月
山崎製パン、日清オイリオグループと資本・業務提携。前期連結健闘し、収益・財務不安が遠退いた。来年、創業90周年。今期連
結横ばいの見通しだが、提携効果が見込まれ、やがて05年3月高値390円挑戦も考えられる。
扶桑薬品(4538)は魅力的な経過。提携先のOTS(4564・マザーズ)と連動している。1月26日「OTS102」(癌治療薬用ワクチン)の
製造販売に関し、大塚製薬(サブライセンス)から10億円の一時金を受け取る旨を発表。翌日329円の高値をつけた。
同ワクチンは、従来の抗癌剤と比較にならない開発経過をたどり有望。点滴と人工透析で70年余。「OTS102」次第で業容一変。
株不足でもあり、ひとまず08年7月379円、06年4月528円高値が目安になる。
パイオニア(6773)は再建に道筋。シャープ中心にホンダ、三菱電、三菱化の出資も決まりスケール拡大。プラズマTV撤退から
カーナビ(シェアトップ)の将来性を先取りする相場に変わった。3Qに7四半期ぶり黒字転換。大幅な売り長で10、11年社運も
いいだけに一段と有望。09年3月82円を上場来安値に、08年下放れた800円どころが視野に入った。
三菱商事(8058)は半値戻し。押し目待ちだ。米欧、新興国相手に日本をリードするブローカー。売り手、買い手双方から手数料が
落ちる。ドバイショック第2波で拾いたい。