証券ビュー

アンコール伊勢町

限界までいくと一変する  外債発行が起死回生の材料 (2011.09.12)

海外安を受けて反落。売り一巡から内需中心に戻した。後場息切れしている。9日のSQ値8732円。8月は9054円で7月1万0225円を高値に続落。年末にかけて先安感に包まれている。FRB、米大統領声明に進展なく、9、10日G7も手がかり難。6日無制限介入を発表したスイスがいきまき、1ユーロ=1.20スイスフランの「固定相場」に移行。改めて円と金先物が米欧信用不安のはけ口になりそうだ。財源が払底し政策余地も限られたG7.かりにFRBが第3次緩和に踏み切っても金融政策の限界。副作用がついて回り、材料出尽くしとみられる。

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震災4年後に昭和恐慌    想像力なしに何も得られない (2011.09.09)

  7日NYダウ大幅反発を受けて高寄り。次第に伸び悩んだ。同日ドイツ連邦裁のギリシャ支援実行分合憲、今後1件ごと承認必要に見合うもの。兜町は冷静である。寄り前発表された7月の機械受注統計前月比8.2%減も響いた。むしろ、米欧の株高は金融システム不安に過剰反応。「日本化」どころでないケタ外れのスケールに対し、日銀総裁も7日の会見で下振れリスクを重く受け止め、政策対応は限られると述べた。

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市場に委ねるほかない  底入れしても底が抜ける場面も (2011.09.08)

 土砂降り一過。買い戻しが入り反発。持ち直した。これ以上でも、以下でもない経過。手詰まりが続いている。7、8月ギリシャ2次支援、米国債格下げの延長上。8日ECB理事会、9~10日G7、20~21日FOMCなどいくら議論しても問題先送り。その場しのぎの大本営発表。日本が一番よく知っている。このため、円とスイスフラン、金先物が駆け込み寺となり、6日スイス国立銀が1ユーロ=1.20スイスフランを上限に無制限介入を発表。一時円ドル77円台後半をつけた。しかし、円売り一巡から一進一退。金先物も小幅安にとどまっている。つまり、ギリシャや米国、日本でも財政再建と成長持続の2枚看板。二兎追う羽目になった。

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8521円目安に打診買い   円建て外債が復興財源の切り札 (2011.09.07)

 ほぼ全面安。主力銘柄に新安値続出。NYダウ3連休明けを待たず水浸しになった。欧州の金融システム不安によるもので、日本の円高対策や復興財源捻出と別次元の問題。当面2021日のFOMCまで引き回し。目を離せないところだ。電力を除き総崩れだが、■■■■■(****)が前場まで商いを伴って頑強。830日述べたように243円カイとなれば、新政権の第3次補正を先取りするもので、復興関連の水準訂正をリードしそうだ。

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関東大震災も外債発行  今回決まれば日経平均急騰 (2011.09.06)

NYダウ3連休明け待ち。旗色が悪い。2日米雇用統計横ばいを受けたもので、前週末のCME9月物8825円に鞘寄せした後も安い。新政権発足にかかわらず、9日SQを前に逆回転している。台風12号が太平洋高気圧と偏西風に阻まれ右折できず直進。日本海に抜けた後も豪雨を見舞ったのと似ている。今週は6~7日に日銀政策決定会合、8日FRB議長講演、米政権景気・雇用対策発表、ECB理事会など何か出そうな雰囲気。

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