経済の成り行きに任せよ 3ヵ月ないし半年後に倍返し (2011.11.03)
踊り場、乱高下、下振れのてん末。とうとうつかまった。1日明らかになったギリシャ国民投票実施がきっかけ。同日、日経平均先物が夜間取引で急落。欧米株安に拍車がかかり、米大手ファンド破産、円売り介入の反動、タイ洪水、さらに東電の福島原発2号機で核分裂が伝えられるなど売り一色。全面安に見舞われた。下げの第2波持ち越し。10、11月まで追っかけてくると述べた通り。3、4日カンヌG20でも収まらず、年明け国民投票まで先送り。時間稼ぎのたび資金が流れ出ている模様。
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復活と復興がテーマ 今月から来年2月まで1次予選 (2011.11.02)
売り一巡後小動き。引けに売られた。欧米株安、円売り介入の影響とみられ、米金融大手MFグローバルHDの破産も氷山の一角。同ファンド代表者が元ゴールドマンCEO、前ニュージャージー州知事とわかりはまった印象。住宅バブルの「成功体験」が裏目に出た。負債3兆円だが、レバレッジの平均が30倍といわれ、100兆円クラスのものが出ないと収まらない。欧州でドイツ、米国でも今回の債務危機を何とかなると考えているフシがあり時間稼ぎ。一部白人エリートの尊大さが気になるところだ。日本化どころかレバレッジの反動倍以上。
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プレーヤー挙げて消耗戦 半端な介入に米国株の先物安 (2011.11.01)
31日シドニー発、円ドル75円32銭で始まった週明け。タイの洪水バンコク中心部に南下も伝えられ売り先行。前場中頃まで見送られた。しかし、10時25分頃に政府が円売り介入。セットといわれる27日の日銀追加緩和5兆円を受けたもので、一転79円台半ばに3円以上円安。表に出ない即死者続出という。財務相は納得いくまで続行表明したが、単独だけに一時しのぎ。買い戻し一巡後元の木阿弥。市場も時間稼ぎになってきた。
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復興優先が不幸中の幸い 跳ね返るウォール街の逆襲 (2011.10.31)
10月27日、伸るか反るか市場が答えを出した。EU包括策合意を巡るもので、NYダウ339ドル高、ナスダックが87ポイント高。金・原油先物も高い。29日に世界レベルの抗議デモを控えウォール街の逆襲。翌28日、全面高につながる買い戻し。兜町に跳ね返っている。27日は、米GDP2.5%増(7~9月)のおまけつき。ところが、NYで円ドル75円67銭の新高値。日銀の追加緩和を受けてドルロングが円売り介入待ち。なければ投げが出るという。欧州、米国、中国挙げて粉飾の限りを尽くす消耗戦。日本も巻き込まれているが、政府が27日明らかにした欧州安定基金(EFSF)出資見送り。復興優先が不幸中の幸い。
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来年のエース2社登場 新たなものはらむ2012年 (2011.10.28)
26日のEU首脳会議を巡りすったもんだ。27日ギリシャ債務50%減免が伝えられたものの消化難。依然、買い戻しと戻り売りが交錯している。ロンドンで26日円ドル75円71銭をつけ連日高値を更新した円高が手がかり。民間負担率50%にしても蟻地獄のまま。
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