欧州債務危機終盤入り ヘッジファンドの術中にはまる (2011.11.21)
切れた地合い。18日から全面安の雰囲気が漂ってきた。欧州債務危機が焦点。2月にかけて米中や日本を巻き込み終盤とみられる。ヘッジファンドのプログラムといわれ、英語のPIGS(豚)をもじったPIIGSをデフォルトに追い込むもの。既にギリシャ、アイルランド、ポルトガルが彼らの術中にはまり、現在EUでGDP3位のイタリアと4位スペインが標的。ともに10年債利回りが7%前後になりパニック寸前。行き詰まると、最低200~250兆円必要という。
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過去追うな未来願うな 今日なすべきを熱心になせ (2011.11.18)
上がったりのまま。買い戻しを除き弱含み。大半見送られた。あらゆる問題に正解なし。手詰まりに明け暮れている。前日の引け味を持ち越したもので、NYダウ190ドル安と原油先物102ドルが足かせ。円ドルも77円どころで高止まり。フランス国債格下げが伝えられるだけに、腰が引けてさまにならない。日経平均の年初来安値8374円、ザラ場8227円が目安というが、更新してもアク抜けすると限らない。■■■■■(****)のように粉飾決算をさらけ出し、のれん代と引き換えに上場維持と刺し違えるやよし。
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上がったりの証券界 あらゆる問題に正解なし (2011.11.17)
見送られ小甘い。後場一段安になった。上がったりだ。下剋上にしては湿っぽい。■■■■■(****)のストップ高を勘案しても手詰まり。日銀が政策金利を据え置き、箸にも棒にもかからない地合いだ。銀行、証券、保険など金融ポストの不振が主因。20年以上調整しながらこの体たらく。 ■■■■■(****)101円、■■■■(****)244円がすべてを物語っている。バブル当時の体質が残っているためで、いまだにお粗末この上ない。国、日銀、金融機関も国債をこなすだけで手一杯。市中に資金が回らない。不動産、株も打診程度のもの。最近はインデックス商いが日計りでシグナルを送るのにとどまっている。直近もギリシャやイタリアのせいというより、自分たちに問題があるわけで、経済の力学に押されっ放し。証券に限れば、越年できるか、年度末までもつか心細い経過。転機とみられる来年2月に備えるところだ。
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群雄割拠の下剋上相場 2025年にガラガラポン (2011.11.16)
躊躇なく戻り売り。見送られた。14日落札されたイタリア国債5年物の利回り6.29%がきっかけ。10月を1%弱上回り最高。30億ユーロ(3150億円)というが、トップ交代後も上昇しやり繰りが大変。12月、来年1月もきつい。英米がECB関与をせかしているが、FRBも同じ穴の貉。どちらか回らなくなると共倒れ。世界中、ガラガラポンにつき合わされる。
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経済の力学が決め手 来年1~3月現在と逆の展開 (2011.11.15)
週明け買い戻しが入り後続なし。しらけ返っている。インデックス商いによるもので、ギリシャ、イタリアの新体制を好感。それまでという経過。とりつくシマがない。双方トップ交代程度で事態改善を見込めないためだ。NYダウは9日389ドル安に対し、10日112ドル高、11日259ドル高とほぼ全値戻し。11日はディズニーが6%上げダウ寄与一巡の印象。
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