震災4年後に昭和恐慌 想像力なしに何も得られない (2011.09.09)
7日NYダウ大幅反発を受けて高寄り。次第に伸び悩んだ。同日ドイツ連邦裁のギリシャ支援実行分合憲、今後1件ごと承認必要に見合うもの。兜町は冷静である。寄り前発表された7月の機械受注統計前月比8.2%減も響いた。むしろ、米欧の株高は金融システム不安に過剰反応。「日本化」どころでないケタ外れのスケールに対し、日銀総裁も7日の会見で下振れリスクを重く受け止め、政策対応は限られると述べた。
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市場に委ねるほかない 底入れしても底が抜ける場面も (2011.09.08)
土砂降り一過。買い戻しが入り反発。持ち直した。これ以上でも、以下でもない経過。手詰まりが続いている。7、8月ギリシャ2次支援、米国債格下げの延長上。8日ECB理事会、9~10日G7、20~21日FOMCなどいくら議論しても問題先送り。その場しのぎの大本営発表。日本が一番よく知っている。このため、円とスイスフラン、金先物が駆け込み寺となり、6日スイス国立銀が1ユーロ=1.20スイスフランを上限に無制限介入を発表。一時円ドル77円台後半をつけた。しかし、円売り一巡から一進一退。金先物も小幅安にとどまっている。つまり、ギリシャや米国、日本でも財政再建と成長持続の2枚看板。二兎追う羽目になった。
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8521円目安に打診買い 円建て外債が復興財源の切り札 (2011.09.07)
ほぼ全面安。主力銘柄に新安値続出。NYダウ3連休明けを待たず水浸しになった。欧州の金融システム不安によるもので、日本の円高対策や復興財源捻出と別次元の問題。当面20~21日のFOMCまで引き回し。目を離せないところだ。電力を除き総崩れだが、■■■■■(****)が前場まで商いを伴って頑強。8月30日述べたように243円カイとなれば、新政権の第3次補正を先取りするもので、復興関連の水準訂正をリードしそうだ。
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関東大震災も外債発行 今回決まれば日経平均急騰 (2011.09.06)
NYダウ3連休明け待ち。旗色が悪い。2日米雇用統計横ばいを受けたもので、前週末のCME9月物8825円に鞘寄せした後も安い。新政権発足にかかわらず、9日SQを前に逆回転している。台風12号が太平洋高気圧と偏西風に阻まれ右折できず直進。日本海に抜けた後も豪雨を見舞ったのと似ている。今週は6~7日に日銀政策決定会合、8日FRB議長講演、米政権景気・雇用対策発表、ECB理事会など何か出そうな雰囲気。
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災い転じて福となす 外貨準備担保に円債を発行 (2011.09.05)
さすがに反落。売り一巡後もみ合い。NYダウ3連休明け待ちだ。米雇用統計発表とFRBの追加緩和を瀬踏み。ちゃぶついているためで、2日発足した新政権も消化難。安住財務相(49)、鉢呂経産相(63)といわれてもピンとこない。首相(54)が若返り世代交代が進んだものの軽い印象。9・11と3・11を経験し、組閣を通じて松下政経塾の限界を見る思いだ。同塾は平時に相当する1979年設立され、関東大震災と昭和恐慌以来100年レベルの有事になったリーマンショック、東日本大震災に対し力不足。時代の背景が一変している。命懸けならまだしも、平時のレベルでは問題解決にほど遠く、党三役、閣僚挙げて捨て身にならないと前に進まない。
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