証券ビュー

後半追い込み NDS 12月14日 (2016.12.13)

中期経営目標に意欲 
NTT民営化30年を境に転機
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NDS(1956)は伸び悩み。連結減収減益の折り返し。後半追い込みが注目される。総合エンジニアリング事業の受注(2Q連結累計3.1%増)によるもので、NTT設備(8.7%増)とモバイル設備(4.5%増)が手掛かり。

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市場芒芒たり 精気まさになく (2016.12.13)

昭和の風林史(昭和四九年十二月十二日掲載分)
市場芒芒たり 精気まさになく
師走押し詰まらんとして八極を眺むれば芒芒たり。
芒芒たるゆえん奈辺にありや。
「灰までも赤き炭団の火を堀りし 虚子」
雑誌〝宝石〟の一月号に

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織り込んだ調整入り グレート・ローテーション半ば (2016.12.13)

週明け続伸。日経平均一時284円高。後場伸び悩んだ。東証一部の25日平均騰落レシオ151.97%と高水準。2014年6月25日以来2年半振りという。

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仕込みに尽きる スズケン 12月13日 (2016.12.12)

ピッチ上がる新体制
MS1日当たり訪問軒数が増加
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スズケン(9987)
は底堅い。連結増収減益の折り返し。通期反落の見通しだ。薬価改定、長期収載品の減収、償却増などによるもので、前期反転し新体制スタートダッシュ。

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動意なくんば 動くまで待とう (2016.12.12)

昭和の風林史(昭和四九年十二月十一日掲載分)
動意なくんば 動くまで待とう
死地に陥れて而る後に生き、
之を亡地に置いて而る後に存す

―というような穀物の市場だ。
「菰を巻き皇居の松の冬支度 恒明」
武田商事の武田社長は飄飄乎としている。
事務所が狭くなったので近くの新ビルに一部を移転。
取引員の分室設置は主務省の許可が要る。
武田社長はその事を忘れていた。
許可なしに移転して叱られたらしい。
武田氏は東繊取の協会のほうの会長である。
『えらいことをしてしもうた』と手の平で、
おでこをペタンと叩いた。
武田氏は俳人である。
その生活は俳句の中にある。
筆をとれば枯れた字を書く。
行く所、行く所から絵葉書を頂戴する。
暑い七月の終わりに興和商事山中国男社長のご案内で
武田社長と甲府にある飯田竜太氏の〝山廬〟を訪ねた。
飯田竜太氏はお留守であった。
筆者は飯田蛇笏氏の句が好きだ。
山田国男氏は雑誌〝雲母〟と
山梨県の地図を車の中でくれた。
地図には赤鉛筆で行く道筋を記してある。
〝山廬〟は炎天の中にがっしりと、
そして森閑としていた。
庭に鳳仙花が燃えていた。
武田さんは(俳句の)デッサンに余念がない。
小生はサド屋の葡萄酒が楽しみである。
武田さんは時々、遠まわしに小生を叱る。
なにげない言葉の中に戒(いまし)めがある。
きのうも「少煩多眠、少怒多笑、少言多行、少欲多施―」
と手紙を頂いた。
少肉多菜、少塩多酢、少糖多果、少食多噛、少衣多浴、少車多歩
にかこつけて。あんまり怒るな―というわけだ。
相場のほうを見ると閑である。
小人閑居して不善をなす。
小人玉を抱いて罪あり。
閑が続くと、そういう言葉が思い出される。
ウォール街の魔術師といわれたジェラルド・M・ロープ
「出来高が少なく、市場が細っている時こそ、
投機家は、チャンスが獲得出来る」
と言っている。
年末ギリギリに、ひょっとしたら小豆に目の覚めるような、
買われる場面があるかもしれないと筆者は思うのである。
淋しき里にいでたれば、
ここはいずこと尋ねしに
聞くも哀れやその昔、
亡ぼされたるポーランド。
栄枯盛衰の習い、その理は知らねど、
かくまでも荒るるものとは
誰か思はん夢にだに(ポーランド懐古)。

●編集部注
言葉は生き物である。
先日、古川ロッパが
昭和二二年に書いたエッセイを読み、
「とても」という使い方がこの頃の流行と知る。
「千載一遇のチャンス」という言葉は
この年の流行語だった。
石油ショックから来ている。
平成二八年の辞書編纂者が選んだ流行語は
「ほぼほぼ」だそうだ。
【昭和四九年十二月十日小豆五月限
大阪一万七〇五〇円・一〇〇円安/
東京一万七〇二〇円・七〇円安】