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企業レポート

追い込み ユタカフーズ   12月14日 (2010.12.14)

12月6日に年初来高値

ビジネスチャンスがやってくる

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ユタカフーズ(2806)は直近足踏み。1Q堅調だったが2Qから若干ブレーキ。4Q踏ん張りどころだ。価格競争激化、記録的な残暑、秋冬物商品が間延びするなど計画を下回っているためで、液体調味料・粉粒体食品、チルド、即席麺、さらに水産加工品など追い込み。公表した通期予想実現に全力を挙げる。前期最高だった親会社が上期苦戦し、下期不透明で通期下方修正したのと一線を画したもの。事実、12月6日に年初来高値1586円をつけている。3Q発表(前期1月29日)が注目されるところだ。

6月25日述べたように、次世代途上とみられる。チルドや即席麺など受託製品拡大、液体調味料・粉粒体食品など自社製品育成を目指しており、2014年(70周年)にかけて一皮むける場面。02年2月中国青島に現地法人を立ち上げ、10年目にさしかかる11~12年バロメーターになりそうだ。国内のパイが頭打ちだけに、中国やアセアンもフロンティア。全資産の68%が流動資産で、剰余金152億円(9月末)を数え、ビジネスチャンスがやってくる。

2Q累計(非連結)は、5%減収、4%営業減益、3%経常減益、1%減益の折り返し。1Q1%減収(10%営業増益)にひきかえ、2Qつかまった印象だが、この程度で驚くにあたらない。11年3月期(非連結)は、売上高225億円(0.7%増)、営業利益17億5000万円(1%増)、経常利益18億5000万円(2%増)、純益10億9000万円(1%増)と計画通り。配当は40円(期末20円)を据え置く予定。来年の社運は動きの中にあるといわれ春本番。大地が活気づき夢のある話が広がるという。何か材料がくすぶっているような感じだ。

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