証券ビュー

アンコール伊勢町

ミサイル挑発が重し FRBに追いつき追い越す日銀 (2013.04.11)

依然ドル99円、ユーロ129円台。大台替え目前といわれながら買いたい弱気。エスカレートしている北朝鮮のミサイル挑発が重しという。株、債券ともに緊迫しオツなところ。日本のバーナンキといわれ、今回の量的・質的追加緩和でFRBに追いつき、追い越すといわれるクロダの対応を物語るもの。デンマークのストラジストが、重要な水準を前に揺り戻しがあるのは当然で100円を突破しなくても不思議でないが、すべて円の下落を示唆する場面で誰しも流れに満足しているという。一方、国内では日銀が2年でインフレ2%を達成したら賞賛され、この間現実に雇用や賃金が改善されると2%未満でも成功との声が印象的。もっとも、9日新高値をつけたNYダウに対し、JPモルガンのストラジストが健全な動きと述べ、贔屓の引き倒し。北朝鮮の挑発も米軍のやらせといわれる。2013年度8兆4000億円強制カットされる国防予算に対し、同盟国周辺を軍事的脅威に追い込み、1兆円超のBMD(ミサイル防衛システム)を売り込むなり演習、軍備拡大を促すもの。今回北朝鮮が三沢、横須賀、沖縄など具体的に基地名を伝えてきたのが特徴で、隣接する韓国と一触即発。06年7月テポドン2号1発とノドン2発、09年7月にはスカッド5発とノドン2発実績があり、10日ムスダン、スカッド、ノドン同時発射の情報を入手した。日本近海に落下すると暴落するが、売り一巡から暴騰も考えられ、■■■■(****)がリード。ものによると、■■■■(****)、■■■(****)も化ける。■■(****)も莫迦にできない。万一飛来すれば、非常用にプールしていた資金が生きる。5日述べたように、北朝鮮は軍事計画を持っていないし、外部からの攻撃も考えていない。ネオコンと国際金融資本が既得権を死守するため大掛かりなマッチポンプとみられる。サブプライム、南欧に次ぐ日本バブルが彼らのゴール。性懲りもなくデリバティブ、レバレッジで国富を巻き上げようとしている。日銀が2年がかりでインフレ2%を目安に当座預金残高を87兆円から175兆円(2014年末)にすると発表したが、現在FRBの残高が174兆円で同水準。これで外資の国債先物売りがなくなった。正攻法、クールに対応すれば日本の勝ちいくさ。5月にクライマックスがやってくる。
日経平均は10日95円高。1万3288円の引け。東証一部の出来高52億7700万株、売買代金3兆6500億円。6月物が小幅安で始まり100円高の1万3290円引け。3日から奨めたメガバンクや損保、証券の上げが目立つ。鉄鋼、非鉄、商社も買われ主力が確り。■■■(****)は28万8000円で引けた。5月中旬の決算発表で下方修正しS安になった3月29日の反動が出るとみられる。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)も持続。第2幕が上がる。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)も堅調。軸足が決まってきた。新規は■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)など陳腐な感触。なおも押し目買いだ。3.11以降、戦後米国と官僚、御用メディアで回っていた日本のシステムが機能不全になった。日本は世界最大の債権国。円は隠れ基軸通貨といわれる。日銀のリフレ政策を奇貨に勝ちいくさ。引き締めてかかるところだ。(了凡)