証券ビュー

森羅万象

日が経つと花は咲く 2013年03月26日 (2013.03.26)

これから花見だというのに、初カツオが出たと、

古くから知る板前から連絡が入る。四季が崩れてる。

重箱に鯛おしまげて花見哉   成美。

豪華な弁当である。

週末から来週にかけて桜花爛繚。と、思ったら昨日は寒かった。

都会のど真ん中では、近所の公園に咲く二三本に人が群がる。

お花見に、どこかへ行くかというと、

人の多い処には行きたくないと考えるのだろう。

皆同じ心持ちなのか。

昨日の東京は曇り空で、小一時間もいると

薄着では震えだすような寒さであったという。

薄曇の寒空の中、桜を愛でつつ、

旨くもない麦酒を震えながら呑むほど、達観していない。

毎日の通勤電車の窓から充分、お花見はできる。

そう思う人も多いのだろう。

どこかの会社は、線路沿いに照明をあてるとか。粋な夜桜だ。

中国の唐詩には、桜は出てこない。

あちらは桃李である。せいぜい梅花か。

桃李もの言わざれども、道おのずから開ける。

日々の上下動あれど、気にせず、

じっと買い玉持っておれば、花は咲くというもの。

この時期、相場が落ちてくると、

節分天井、彼岸天井と言われるが、今年は去年と異なろう。

ゴム相場はダメ押し入れた後、ジリ高基調。

先週の安値は昨年夏からの上昇幅の半値押し。

半値八掛け二割引はデフレ時代の産物。

インフレに向う世の中、倍付け、更に倍。

この先ゴムは、285円を買いきれば、待望の300円台が出てくる。

金、白金、両市場5000円台揃い踏みも来週辺りあろうか。