証券ビュー

アンコール伊勢町

仮説と検証の綱引き 米国製アベノミクスにはまる (2013.03.27)

再び円高に振れ反落。個別物色にとどまった。尾を引くキプロス処理、相次ぐ昨年衆院選無効判決、TPPに続くEPA交渉開始など消化難。26日権利つき最終、翌日落ちを巡るポジション調整も一因。節分から彼岸、年度末を通じて高値整理をこなした。いよいよ、4月相場入り。5月にかけて買いパニックと述べただけに27日が肝腎。日経平均の落ち分101円といわれ、来週3、4日予想される日銀の追加緩和が新たな手掛かり。判明するまで仮説と検証の綱引きになりそうだ。引け後ドル94円、ユーロ121円だが、来週央跳ねるとみられ、小賢しい動きになっている。卒直なところ、ネオコンと国際金融資本が崩壊。先進国で日本を除きまともで健全な国がないという場面。TPP、EPAであれ時間稼ぎと考えられる。欧米が消耗戦なら日本は持久戦。昨年11月から米国製アベノミクスにはまり、阿波踊りのお先棒を担いだ。ところが、円安株高の効果てきめん。身勝手な彼らの要求を受け入れながら上手に泳いでいる。一説に戦略的撤退という。劣勢にある敵に逆らわず同調し、兵站が伸び切るのを待つわけだ。小回り3ヵ月を初動に大回り3年。21日述べたように、2年でインフレ2%、国債購入を短期から長期、毎月一定2%達成まで無制限緩和という日銀新総裁の仮説と検証がテーマ。アベノミクス傘下で賞味期限3年、自ら身の振り方を考える時が来た。新総裁がデフレ脱却に成功したとしても内憂外患。問題が解決するわけでない。あるとすれば、経済全体が回り出し、産業界のパイが広がること。次に規制緩和、イノベーションがくれば申し分ない。欧米が長期の金融緩和と緊縮財政でやり繰り算段しているのに対し日本の選択肢に分のあることが明らか。3年後に反動も予想され、それなりの備えも必要である。4月3、4日からデフレ脱却に向けて日銀が動き出す。受け売りだが、インフレに誘導し実質金利を下げると消費、設備投資を喚起しGDPが拡大。経済全体のパイが満遍なく広がり、国民全体の所得を底上げするという。最初の半年で円安株高の効果が企業業績の改善につながり、次の半年では国民生活にも恩恵がもたらされる。株とつき合っていれば検証できる。欧米や中国では真似ができない。

日経平均は26日74円安。1万2471円の引け。東証一部の出来高29億8700万株、売買代金2兆1000億円。6月物が120円安で寄り140円安の1万2370円引け。1万1500円プットが人気という。心配無用。外資は買いたい弱気とみられ冷やし玉を出した。■■■(****)が強い。■■■(****)や■■■■(****)、■■■■(****)を出し抜き■■■■(****)が強いのも癌ワクチン関連の特徴。■■■■■■■(****)、■■■■(****)も5月にかけて第2ラウンド入り。いずれ■■(****)の1万円も考えられる。■■■■(****)は押しも魅力的。黄金分割で6万8000円が中心値。5月にかけて10万円が目安とみられる。地元の■■■■(****)、■■■■(****)に見どころ。M&Aで取得した子会社が来期からフル寄与。連結大幅増益が見込まれる。■■■■(****)が調整一巡。220円どころを固めた。信用残66万株が5月にかけて動き出す気配。300円で収まりそうもない。■■■■■■■■(****) が517円買い気配。ケミカルアンカーの受注増が手掛かり。決算発表が楽しみだ(了凡)