大回り3年なら2万円 底力うかがえる日本と米国 (2013.03.25)
前週末安い。彼岸天井とみられる一方、週明け彼岸底とも受け取れる場面。ドル94円、ユーロ122円の円高が足を引っ張った。期待外れの日銀新総裁会見、キプロスの金融危機が先物売りを促したという。米国の暫定予算が9月末まで延長合意と伝えられ、欧州の脇の甘さが目立つ。人口87万人、ユーロ圏のGDP0.2%に過ぎないキプロス島が、ECBの金融支援とひきかえに預金封鎖。日頃大欧州を唱えるユーロ圏の指導者にあるまじきこと。日本は政府、日銀を通じて曲がりなりにバブル崩壊を処理。信用不安で世界に迷惑を掛けないように努めた。その代わり、90年の大暴落から今日まで調整24年を数え、円安株高をきっかけに反転。昨年11月から息を吹き返したばかり。首相、日銀総裁の掛け声と共に外資が活発に円売り、日本株買いを演出しているが、その背後に日本の財界人がいるという。気になるのが、米国を舞台にしたシェールガス革命。日本で知られるようになって4年。米国は現大統領の任期が切れるまでにエネルギーを自給。輸出できる国に一変するという。わずか2年前から中東の石油、天然ガス埋蔵量をはるかに凌ぐシェールガス、同オイルと呼ばれる非在来型天然ガス、石油生産が活発。コストの劇的な低下に成功している。現在わかっているだけで天然ガスの5倍以上。250〜400年にわたり石油・天然ガス資源枯渇の心配がなくなったという。しかし、頁岩に含まれるメタンを採取するため、やり過ぎると地盤沈下をもたらすのが気になり見送っていた。もっとも、本格化すると米国の経済構造様変わり。石油価格が落ち込み、ロシアや中東との力関係も修正待ったなし。日本にとってドル高が見込まれ、貿易収支の改善につながり円安株高に拍車がかかる。22日に5、7月1万5000円が目安と述べたが、大回り3年なら2万円も考えられることがわかった。この趣向で1年ぶり「有為の奥山」(サイドビュー)をまとめ26、27日閲覧できる予定。小回り3ヵ月の初動を見たが、現在進行中のシェールガス革命、癌ワクチン、燃料電池自動車など実用化目前で関連銘柄のスケールが一段と拡大。昨年11月はおろか、今なお買いそびれた向きが5、7月になるとないものねだり。22日下げに靡かなかった■■(****)と■■■(****)を覚えていてほしい。
日経平均は22日297円安。1万2338円の引け。東証一部の出来高28億7600万株、売買代金2兆1800億円。6月物が140円安で寄り250円安の1万2320円引け。運用担当者に弱気が多い。キプロスの金融不安が欧州全域、ロシアに広がる訳がない。むしろ、日本と米国に底力がうかがえる。健闘したのが■■■■(****)と■■■■(****)。■■■(****)と■■■■■■■(****)が日々公表でつかまったが、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)も頑強。切り返しが楽しみだ。■■■■(****)のふるいが新総裁会見を代弁するもので、7万7000円の引けよし。18日紹介した■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)などシェールガス関連。新規に入手したのが■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)。★★★★と★★★★に要注意。一度投げが出ないと収まらない。(了凡)