延命につぐ延命の消耗戦 フルコースを平らげた前週末 (2013.03.11)
前週末活況。いいこと尽くめ。日経平均がリーマン前の水準を回復した。NYダウ3日連続ピーク更新と連動。2月第4週まで16週連続4兆円買い越した外資によるもの。SQ値1万2072円。前日持ち上げたゴールドマンしてやったりだ。7日発表した金融庁の空売り規制緩和がいかにもタイムリー。8日内閣府の10〜12月期実質GDP2次速報値3四半期プラスも支援材料。年率0.2%成長という。一時ドル96円、ユーロ125円をしのぐ円安。輸出関連のほか銀行、不動産、倉庫まで再び買われた。アストロ・ホロスコープによると、2013〜14年まで90〜105円のレンジ。日経平均に置き換えると、1万2500〜1万5300円が目安。さらに、NYダウが今年7月にかけて天井を打つという。はしゃいで見えるが緊迫した場面。欧米をはじめ中国、日本も実質詰んでいるためで、自分だけ助かるわけにいかない。構造改革を先送りして延命につぐ延命。消耗戦に明け暮れている。そちこちS高が目立つようになったが、これまで20年デフレに対し僅か4ヵ月の急反発。散々地べたに叩きつけられ、食うや食わずで糊口をしのいだ人間につべこべいうな。利食い金が20年分に相当するためだ。啓蟄から気温が上がり、20年ぶり花見気分になった。前週末フルコースを平らげ、日経平均が高値引けだけに連休明け高寄りしても手詰まり。むしろ、バイオ関連の突っ込みに分がある。外資は混合診療を前提に日本の医薬品メーカー品定め。高価な新薬ほど儲かると考えている。前週急騰した■■■■■■■(****)が打ってつけ。黄金分割で670円が下値の目安。出直ると倍返し1200円。自ら稼ぎ10年越しグループ子会社を育て、投資事業で外部のベンチャー企業を支えているところがミソ。米国と中国にも拠点を持ち、ポスト・ゲノムで治療用抗体導出5、6本。実現すれば、大手医薬品メーカーと提携の見込み。7日500万株の出来高、1日現在119万株の信用買い残が雄大なスケールを物語っている。一方、8日述べたTPP。13日交渉会合に入り、首相が参加表明する運びだが、受諾し国会が承認するまで年内か越年の見通し。このため、歳出強制削減、暫定予算合意(27日)、債務上限引き上げ(5月中旬)など米国が持たなくなることも考えられる。4日の情報だが、米国の国土安全保障省が国内治安用に2700台の装甲車を購入したという。由々しいことだ。
日経平均は315円高。4年半ぶり1万2283円の引け。東証一部の出来高48億3600万株、売買代金3兆9300億円。6月物が130円高で寄り320円高の1万2220円引け。まやかしの米雇用統計に頷いていられない。■■■(****)をはじめバイオ中心のプログラム。5月にかけて今年の高値をつけるとみられる。■■■■■■■(****)、■■■■(****)の経過よし。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)も押し目買い。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など順調。新規に■■■■(****)、■■■■■(****)を入手した。意外と大きいのが■■■■(****)。2月13日から様変わり。ファンド介入が伝えられ、1日現在73万株の信用買い残に見どころ。5月の決算発表で2月増配が見込まれ、地盤改良60年の実績、事実上無借金、1株当たり純資産448円など評価された模様。前週末締まり週明け楽しみだ。(了凡)