一部始終腕力相場に 08年から2種類流通する米ドル (2013.03.07)
主力中心に全面高。SQ算出を8日に控え引けも高い。先物によるもので、5日5年5ヵ月振りピークを更新したNYダウ1万4253ドル(125ドル高)が追い風。ウォール街が1日の歳出強制削減を無視したように、兜町も6日昨年12月の総選挙に違憲判決を出した東京高裁を黙殺。一部始終腕力相場になってきた。7日ECB理事会、8日米雇用統計発表も一里塚。まやかしのデータに意味はなく、これまで何も変わっていないという。日本に仕掛けられた第3のバブル。3、4月第2波が予想される。前日、 ■■■■(****)を紹介したのも本丸に迫るため。国債をはじめ金融商品を市場で買うのは戦後初の試み。日本政府はGDP200%にのぼる借金地獄から抜け出すため、日銀を再び国策機関に位置づけ、円を刷って帳簿から借金を消すことに踏み切ったという。刷り過ぎるとハイパーインフレになるというが、状況が変わりCPI2%になれば軌道修正。日本は裏づけがなく無分別に乱発して自滅した国と違う。確固たるインフラ、実体経済を持っているのが強み。FRBが無期限、ECBも無制限といわれる追加緩和。その実、金融界の救済と株価上昇が本音。延命に次ぐ延命を重ね、アイルランドのように構造改革、緊縮財政に取り組むそぶりもない。アジアの富を巻き上げ、ドル・ユーロの維持に使い、時間を稼ぐのがせいぜいという。そういえば、米ドル。08年から2種類流通している模様。発券番号によるもので、FRBの株主の大半が米国人でなく欧州やアジアの権力者に握られ、ロックフェラーやロスチャイルドなど39.4%を占める日銀と似ている。08年のリーマンショックを境にFRBが発行し米国内で流通しているドルは国際通貨として相手にされていない。現在、米ドルの印刷拠点は世界で252を数え、符丁のあるものは1ドルがゴールド1グラムの28分の1と金本位制になっているそうだ。問題はリーマン後にFRBが発行した13兆ドル。債務上眼が16兆4000億ドルのため、別勘定で流通しているという。暴落しない理由は、海外で刷った符丁つきのドルが金本位制のため。ネオコンや国際金融資本は自分たちが刷った符丁つきをNYダウの嵩上げ、傭兵の給料に回し延命を図っているようだ。今回、日本が発射台といわれる最後のバブル。欧米の古い金融システムが限界にきたのと裏腹。現政権も首相、財務相が典型的な浦島太郎。莫迦にしている間うまくいくと考えられる。
日経平均は248円高。1万1932円の引け。東証第一部の出来高29億9100万株、売買代金2兆円。3月物が140円高で寄り240円高の1万1930円引け。1万2000円コールが人気という。27日、新年度明けが見ものだ。■■■■■■■(****)が連続S高。前日述べたように、四ケタまで助走とみられ、治療用抗体導出を巡り創薬につながる相場。引け後、米IDT社と核酸受託合成サービス。合弁会社設立を発表した。■■■(****)も治験進展により水準を切り上げる見込み。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など追随。バイオ関連は日本のTPP参加で狙い目といわれる。2月27日からバルチック海運指数が5連騰。■■■■(****)に見どころ。■■■■■(****)が反転し大台替え。水準訂正に入った。■■■■(****)は220円どころを固めた。二段上げが予想される。 ■■■■■■■■(****) に出遅れ妙味。冷静に進むところだ。(了凡)