証券ビュー

アンコール伊勢町

流れに棹差す高値整理  CPI2%まで持ち上げる意向 (2013.03.05)

4日、高寄り後伸び悩み。引けにかけて若干持ち直した。衆院でデフレ解消に向け「何んでもやる」と述べた黒田次期日銀総裁候補(68)を好感する一方、アジア株安、大証のシステムトラブルが伝えられ先物取引停止。1日から米国の歳出削減もありブレーキがかかった。内閣府が2月27日の月例経済報告で景気判断を2ヵ月連続上方修正。週明け日経が足もとの期待インフレ率1.16%に上昇を伝え上々の高値整理。補正13兆円を除き何もしていない新政権に期待先行。巷で株談義に花が咲いているという。これまで円高株安、返す刀で円安株高を批判しても始まらない。流れに掉を差すところだ。幸い、■■■(****)が戻り高値を更新し、14時「抗原特異的CTL(細胞障害性T細胞)を用いた免疫細胞治療法に関わる技術を中国遼寧MEDI社へ技術移転」と伝えられた■■■■■■■(****)がS高。■■■(****)、■■■■(****)、 ■■■■(****)も出遅れが目立つ。iPS前臨床の■■■■■■(****)■■(****)が時価総額1741億円にのぼるためだ。前臨床を含め癌ペプチドワクチン開発パイプライン10本。うちⅡ、Ⅲ相が5本あり、海外でもシンガポール、フランス、米国で治験中。今年から来年実用化が見込まれ、iPSに先行し大幅な水準訂正。時価総額1000億円レベルが続出しそうだ。厚労省の許認可が不可欠で、7月に参院選を控えマルセイも一枚噛んでいる模様。■■■■■■■(****)がダークホースとみられる。一方、気になるのが米国の歳出削減措置。本来1月実施が3月に先送り、与野党物別れになった。国際金融資本と彼らの息がかかる巨大企業に対し、連邦政府が引くに引けない状態になった。S&Pが助け船を出し「強制措置は一時的で第2四半期包括的な政策に切り替えられる」とプロパガンダ。本社がロックフェラーセンタービルにあるため神通力を失っている。はためには3月27日合意できないと4月以降政府機関閉鎖。5月中旬債務上限引き上げが流れると米国債発行困難となり、米軍兵士に給料が払えないほか世界レベルで米軍後退。高価な武器弾薬輸出も落ち込み、89年の旧ソ連崩壊に似てきたという。日本のTPP加入が今秋といわれ、それまでもたないとも伝えられる。しかし、アベノミクスは米国のプログラム。CSIS(国際問題戦略研究所)の日本部長が、虎ノ門の大使館から地下道を通り官邸に出入りしている情報もある。

日経平均は45円高。1万1652円の引け。東証第一部の出来高31億1800万株、売買代金2兆円。3月物が130円高で寄り80円高の1万1650円引け。期待インフレ率1.16%として2%が目安。先高感がにじんでいる印象。金融、証券はおろか鉄道、倉庫まで買われただけに一巡感もある。新規は■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)。■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)にも動意がうかがえる。低位で■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)の配当取りよし。■■■■(****)、■■■■■■■■(****) も年度末ひと相場ありそうだ。米国の内部対立が伝えられる中、米軍内でも「クーデター」が起きている模様。欧州の金融資本がFRBを手放したという。いい悪いは別として欧米が円安株高を公認。CPI2%まで持ち上げる意向である。(了凡)