初動完成し高値整理 3月1日歳出削減知らんぷり (2013.03.04)
前週初動が完成し高値整理。小康状態になった。1日、紙パ、医薬品、不動産、鉄道、さらに倉庫まで買われ水準訂正。相場も啓蟄を迎える。気になるのが米国。1日、全分野一律に歳出削減。これまで土壇場で延期され、今後も回避とみられただけに新局面。切羽詰まっている。試算では米成長率0.4〜0.6%マイナスといわれ、実体経済に影響を与えるが、株や債券など金融市場が知らんぷり。NYダウは07年10月9日のピーク1万4164ドルをうかがう水準。呆れてモノがいえない。リーマンショック以来FRBが追加緩和を乱発し、資金が株と債券に流れ込んでいるためだ。米政府が山ほど借金しても金利上昇が起きない不思議な現象。国民生活は疲弊しても、実体経済が回復しているように見せかけている。しかし、株と債券を持ち上げても、個人消費がGDPの7割を占める現状。影響軽微と考えにくい。1月の軍需発注が前年比7割減といわれるのも気になるところだ。その点、昨年11月から解散・総選挙を通じて現政権をつくり、円安株高によって日本の資金を取り込もうとするのもわかる。再三述べたが、昨年12月16日の総選挙で票の読み取り機に不正が仕掛けられた。自民党が圧勝し、民主党には選挙時期が知らされていなかったという。日銀内部で欧米の金融が崩壊するまで時間稼ぎするにはどうしたらいいか課題になっている模様。ギリシャ危機がシナリオ通りといわれ、仕掛けた連中がデフォルトを先送りしている現在、ギリシャが破綻しても儲けられる方法を知っているのがゴールドマン。リーマンで稼いだのと同じ手口という。危機が大きければリターンも大きい。最初から仕掛けた方が勝つと思い込んでいるそうだ。昨年央トータル223兆ドルといわれる世界の家計資産。このうちアジア太平洋地域が74兆ドルを占め、欧州69兆ドル、米国62兆ドルという。ちなみに、日本28兆ドルで世界2位。彼らはアジア太平洋の富を巻き上げ、ユーロとドルの維持に使い、時間を稼ぐのが本音に近いという。昨年5月28日ロイターによると、ゴールドマンはアセット部門を通じ日本で不動産投資を再開。今後3〜4年で約4000億円の規模。東京のオフィスビルを中心に投資する。世界を見回した時、日本ほどインフラが整った国はない。金利、インフレ率も低い。おいしい種まきが始まったという。当時、紙パ、不動産、鉄道、倉庫ポストを見ればわかる。
日経平均は1日47円高。1万1606円の引け。東証一部の出来高29億1200万株、売買代金1兆8200億円。3月物が20円安で寄り70円高の1万1570円引け。逆張りとみられる。■■■(****)が戻り高値を更新。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、さらに■■■■■■■(****)も力強い足取り。■■■■■■(****)の時価総額1716億円にひきかえ割安感が目立つ。まともな材料のほかマルセイ介入も伝えられ予想外のスケール。■■■■■(****)が新鮮である。新規に■■■■(****)、■■■■(****)が出遅れ。防災とインフレに備え倉庫と物置に引き合い。■■■■■(****)、■■(****)も水準訂正。名古屋の■■■(****)が面白い。2月に入りブランド物が売れ筋。3月も堅調の見込みで上方修正含みだ。名古屋はデパートで高額品の売り上げ(1月13.4%増)が全国トップという。■■■■■■■■(****) がじり高。来期もケミカルアンカーの伸び2ケタの見通し。(了凡)