欧州危機も手詰まり 第3のバブル日本が発射台 (2013.02.28)
2月も陽線。連続7本引いた。小回り3ヵ月、初動が完成し高値整理。三寒四温の踊り場とみられる。28日伝えられた1月の鉱工業生産1.0%上昇、野村の日本株投信設定、月末ドレッシングなど先高感の現れ。日本で第3のバブル。発射台が出来つつある。前年度末の個人金融資産1512兆円。1000兆円の公的債務を吸収。富を貯め込んでいるためという。前週の首相訪米で3月1日の米政府歳出強制削減に助け船。50兆円の米国債を引き受けたといわれ、首相はしきりに日米同盟を持ち上げたが、大統領が乗ってこない。ゴールドマン出身のブレーンが多いといわれ気になるところだ。彼らが仕掛けたサブプライム、南欧バブルの決着が第3のバブルとなって登場。「アベノミクス」に乗り移っている。リーマンショックを契機に強欲資本主義と罵られ、世界中からバッシングを受けたものの謹慎数ヵ月。米政府からTARP(不良債権救済プログラム)により100億ドルの公的資金を受け取り1年足らずで復活。ゴールドマンは09年4〜6月期34億ドルの最高益を計上。FRB、世界銀、IMFなど仲間のポストを利用し時間稼ぎ。抜け道もつくり、金融工学を再起動したという。通貨や金利スワップ、CDSなどいかに投機的で危険でも使わないと国家運営ができない。そこでドルと米国債をじゃぶじゃぶに供給し、株高により不況・倒産なしの好景気を演出したが、やり過ぎて信用を落とし、米国債が売れなくなった。このため、ユーロ危機がつくられたという。欧州の危機を煽り、米国に資金の還流を促すもので、収束しないのはドル石油体制の延命派と新通貨体制派の綱引き。互いに利益が重なるため、ギリシャがユーロ圏にとどまる一方、ECBは無制限特融を実施。彼らはドイツ担保に危機を長期化。さらに状況が悪化したところでドイツ中心に統一される見込み。つまり、欧州危機も手詰まりになった。米国は火の車の台所を抱えたまま。ドル石油体制派は延命を図るため、世界中の富が集まるアジアに注目。その中心となる日本で大きなバブルを起こしたいと考えているそうだ。アジアが貯金し、欧米が借金する仕組みに終わりがきたという。欧米は20世紀終わりから21世紀も実物経済を軽視。物をつくらなくなり金融にはまった。ギリシャ、スペイン、イタリア、米国にも魅力的な実物経済が見当たらないという。じたばたしても始まらない。消去法で日本。実物経済の見本、手本といわれる銘柄が沢山残っている。
日経平均は3日ぶりに反発し305円高。1万1559円の引け。東証一部の出来高32億9100万株、売買代金2兆1100億円。3月物が10円高で寄り240円高の1万1500円引け。荒っぽい地合いが続きそうだ。2月第3週まで外資が15週連続買い越しという。日本も米国の中間層と同様ひどい状態だが、土地と株の値上がりが目立ち、ゴールドマンやモルガンなど仕込みが目立ってきた。■■■(****)と■■■■■■■(****)は拍子抜け。■■■■■■■(****)に存在感が出てきた。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)も並み外れたスケール。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)もどっしりしてきた。新規に■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)を入手した。タイムリーにとらえるとツキを呼びそうだ。外資は日本に的を絞り大相場を仕掛ける模様。3、4月予想以上とみられる。(了凡)