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企業レポート

全社一丸の雰囲気  ショクブン  2月13日 (2013.02.12)

来年から長大の上昇運

半年、1年後理屈抜きに好転

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ショクブン(9969)はボトム圏。年明けから上昇の気配しきり。巻き返すとみられる。これまで出遅れ、年度末の追い込み急ピッチ。2、3月見ものだ。3Q以降料理点数を増やしボリュームアップ。2月から35周年サービスポイントをつけた特別メニューを提案している。社員教育も徹底。安全・安心接客材料・メニューのよさを3原則に顧客の視点に立った提案を各種実施。全社一丸の雰囲気が伝わってきた。1月30日発表した3Q連結累計によると、9%減収、59%営業減益、87%経常減益、純損900万円。持ち直しているが予想以上の落ち込み。例年3Q書き入れ時で物足りない。デフレの影響が大きく新規参入もあって価格競争に拍車がかかった。景気が低迷する中で消費税引き上げが先行したのも重し。マインドが悪いという。しかし、昨年11月から円安株高。年明け弾みがついているのも事実で半年、1年後に資産インフレ効果。理屈抜きに好転する。輸入インフレに対応。知恵をしぼったコスト管理が求められる。前回述べたように、食品宅配の市場規模1兆7000億円(2011年度)。15年度1兆9000億円といわれ、農水省の調べでも食品関連産業の中で異色の伸び。同社にとって17年度(40周年)が次のターゲットになりそうだ。社運によると、2012、13年調整運で来年から長大の上昇運。川瀬社長(72)が夏場以降来年にかけて強い上昇運。今、来期踏ん張りどころだ。

2013年3月期(連結)は、売上高101億3500万円(3%減)、営業利益2億4900万円(19%減)、経常利益1億5400万円(28%減)、純益5000万円(46%減)と昨年10月31日の修正発表通り。配当7円(期末3.5円)を据え置く予定。今年はヨシケイ(非上場)から一本立ちして10年の節目。改めて社運を見ると、妥協せず納得するまで学ぶと安定し来年明るいという。12日475円(1株当たり連結純資産299円)で引け水準訂正間近。本決算発表(昨年5月9日)であく抜けしそうだ。

 

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