証券ビュー

森羅万象

陽極まれば陰となり     2013年02月06日 (2013.02.06)

買い屋が買って、売り屋が買えば、そこが天井

売りは断行熟慮、買いは熟慮断行であるという。

恙なき暮しいつの日余寒なほ    沙悟浄

株であれ、商品であれ、国内外を問わず、

買い方は現在、余寒に晒されている状態。
元来、相場は上げ下げの繰り返しである。
上げの力が強ければ上昇トレンド、

下げの力が強ければ下げトレンドとなる。
上げ続ける事も、下げ続ける事もない。

そんなの当たり前と笑うなかれ。

相場の中にどっぷり浸かっていると、そんな当たり前の事さえ忘れている。
それ故に「休むも相場」という言葉はあるのだ。

これから円は、どんどん安くなろう。

しかし、上げ続ける事はできない。ここで一旦、調整に入りそうだ。

罫線のお顔は、調整が終われば、相場はまた九十七円を目指しますという表情。

さても、節分天井とはよく言ったもの。

ここで、国内商品も円高の調整から下げよう。

しかし、これで相場は天井を打ったわけではない。ミニ天井程度か。

啓蟄の頃、また高値を更新してこよう。

ここまで買って、攻めた投資家は、一旦利食いをして、タメをつくるところ。

相応の押し目を入れるか、浅い押しで終わるかは判らない。

いま言えるのは、ドル円も、商品も、株も、まだ天井を打つような相場ではないということ。

大底から這い上がり始めた相場はまだ若い。

若いうちはショック安には買い迎えという格言がある。

急落は、目を瞑って買うべし。

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