証券ビュー

森羅万象

変わり目なき時代で 2013年01月31日 (2013.01.31)

睦月も今日でお仕舞い。今年も残すところ、あと十一カ月。

なあに十一カ月などすぐ過ぎていきます。

海暮れて鴨の声ほのかに白し  芭蕉

鴨は、秋から冬にかけて飛来し、春になると帰っていく鳥である。

鴨鍋、鴨南蛮、金沢にいくと治部煮というものもある。

冬のご馳走といえば鴨だろう。

最近ではスーパーでも鴨が置いてあるが、

あれは合鴨。油の多さに閉口する。やはり、真鴨の方が良い。

出会いの松茸、別れの鱧。昔は食卓に並ぶ食べ物に季節を感じた。

流通が発達した現在、四季折々など死語である。

節目、変わり目、端境期。相場にも変わり目があった。

取引さえも、大半がザラバになった。

板寄せの現場など、見た事もなかろう。

延々、相場のやり通しである。

ドルが高い。故に東京金は下がらん。

円安も止まらず。

これは安倍さんの政策によるものではなく、

大き流れが円安へと動き出したからに他ならない。

こういった相場は政策がどうのこうの、

政治家やアメリカさんがなんか言おうが関係ない。

底を打った相場は上がるしかない。

固定相場制が崩れて以来、かれこれ四十年以上、

いってみれば円高の時代であった。

四十年下げた相場は、その半分の二十年は円安になっても、さしておかしくはないだろう。

経済理論や、物価がどのこうのといっても相場は相場。学者は理路整然と曲がるという。

相場は材料2割、残りは人気

人気は、宇宙の法則で左右される。

宇宙の真理は、作用、反作用の周期。
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