証券ビュー

アンコール伊勢町

米国仕込み官製バブル ひっくり返るデフレ24年の常識 (2013.01.30)

29日も円安一服。ドル91円、ユーロ122円を巡り小幅往来。足取りが重くなった。鉱業、鉄鋼、銀行や証券など出遅れものの循環物色。TOPIXの高値更新が目立つ程度。人気を二分した輸出、バイオ関連に利食い売り。週明け大商いで急伸し明らかに行き過ぎだ。■■■■■(****)が保証金率50%以上(現金20%以上)となり反落。日柄整理に入った。前日述べたように、インフレ2%を目指す政府と日銀の共同声明が22日発表され、異例も異例円安株高のお墨つき。今後4、5年かけて輸出、個人消費、設備投資の増加をもたらし、景気回復、雇用増、銀行貸し出し増につながる見込み。賃金も上がるとみられ、出生率改善に新たな手掛かり。いいことずくめだ。バブル崩壊から24年逆回転に見舞われ、22日にわかにインフレ2%宣言されても巷間戸惑うばかり。為替と株の反応にとどまっている。しかし、前年円ドル90円を唱えたところ1月に実現。直近95円説しきり。輸入インフレを念頭に置いても輸出採算の改善予想以上。早い話、ユーロで31日■■■(****)。ドルでは2月5日■■■(****)と同7日■■■(****)の3Q発表が見どころ。4Q以降、29日の相場を前提に仮説を立てると検証が楽しみ。4、5年続けば尚更。北海道から沖縄に引っ越しても厚着しているようなものだ。円ドル110〜120円、日経平均1万4000〜1万6000円がどんな世界か察するに余りある。辰巳天井のあと午下がりで暴落。次の年垂直に暴騰する2万円相場がしばしば伝えられ、デフレ24年の常識がひっくり返るのも時間の問題。インフレ、リフレ(通貨再膨張)を知らない世代が阿波踊り。24年前踊った世代も遠回しに参加。団塊の世代を引っ張り込んでクライマックスをつくる。いい悪いは別としてバブル形成に入った。米国仕込みの官製バブル。2月16日に小回り3ヵ月を数え初動が完成する。ちなみに、1995年から2011年までGDPデフレータで計算した累積18%という。現金を17年押し入れにしまい込み18%利子がついた勘定。何もしない人がいい目をみたわけだ。一方、日本の外貨準備約1兆ドル。昨年11月78円から29日91円になり、口先介入だけで13兆円増えた。仮説の120円になれば、さらに29兆円増加する。阿波踊りさまさま。くよくよせずチャンスをポジティブに受け止めることだ。消去法でいくと日本しか残らない。24年デフレで先行し比類ない耐久性が培われた。
日経平均は42円高。1万0866円の引け。東証一部の出来高34億7400万株、売買代金2兆円。小天井を打ち高値整理に入った。3月物が80円安で寄り80円高の1万0890円引け。出遅れが買われた。■■■■■(****)が値上がり上位9位。31日の3Q発表が注目される。■■■■(****)も一段高。11日の下方修正であく抜けした。■■■■(****)が383円の戻り高値。胆道癌の開発パイプラインIIに見どころ。成層圏入り■■■■(****)と提携している。■■■(****)、■■■■■■■(****)ともに初動のフルイ。2、3度振ると一皮むける。iPS細胞と一線を画しポストゲノムの最右翼。モノが違うのだ。癌ワクチン関連は来年にかけて製造承認、健保収載が見込まれるため桁外れ。「失われた20年」の特効薬と考えられる。このほか、■■■■■(****)が気になる。取り組みにかかわらず年度末楽しみだ。(了凡)