回復軌道入り アイケイ 2月23日 (2011.02.23)
通販幹に枝葉伸びる
今、来期ビジネスチャンス
アイケイ(2722・JQ)は復調。2Q連結累計ほぼ計画通り。回復軌道に乗ったようだ。3Qも生協ルートが堅調で、昨年12月14%増収、1月8%増収を確保。今期から連結対象のフードコスメが2Q営業黒字転換し3、4Q見もの。17日に7万4400円まで戻した。前期3Q発表(昨年4月12日)で下方修正しただけに、今期逆の目が出ることも考えられる。昨年7月15日述べたように、復活には生協ルートが不可欠。しかも、化粧品のフードコスメ(子会社)がダークホース。通販を幹に枝葉が伸び始めた。フードコスメは大都市圏商業エリアに直営7、FC3店舗(昨年11月末)を構え、2Q連結累計2億7500万円の規模に成長。昨年12月アルファコム(資本金1500万円)を子会社に迎え、顧客の声を経営に反映する音声通話記録システム事業進出を表明。連結経営になってもう一皮むけるところ。2012年(30周年)にかけて事業確立期。事実上20周年(01年5月期最高純益1億4900万円)がピークになり、今・来期Wトップに匹敵するビジネスチャンス。社運は上昇中で夏場以降気になるところだ。
11年5月期(連結)は、売上高100億2000万円、営業利益1億8400万円、経常利益1億8500万円、純益1億8300万円と修正なし、100円増配し1500円配当の予定。主力の通販が持ち直し、子会社フードコスメ、アルファコムがモノになるか注目される場面。改正生協法に伴う再編を踏まえ、今、来期が次の10年を左右しそうだ。