証券ビュー

アンコール伊勢町

3連休明けも金と円  21日ないし8月2日逆張り (2011.07.20)

 3連休明け反落。小動きにとどまった。米欧信用不安が収まらず、18日1607ドルの高値をつけた金先物と19日も79円前後に張りついた円ドルが手がかり。自律反発が一巡し、踊り場が続いている。おそらく、21日ユーロ圏緊急首脳会議、8月2日の米国連邦債務上限引き上げ期限を通じて下に振る場面。見送り気分に拍車がかかってきた。金先物高と円高の隘路に戸惑う■■■■(****)の鈍い戻りが気になる。■■■■(****)も小さなスケール。NY連銀地下にあるはずの金塊、金メッキ説、金のETF取引水増し説などはっきりしないためだ。19日は■■■■(****)が急反発。一息ついた。15日発表した好決算によるもので、今期減益予想にかかわらず連続増配を表明。世界シェア3割といわれる等方性黒鉛の先駆者。伸びてよし、下に振ってくれば買い増し。リーマンショック、震災をこなしパート2に入った。今週米国、来週から日本でも4~6月決算発表が本格化するが、米欧信用不安が横たわり重苦しい場味。しかし、企業レポートのOSG(6136)を読むと番外地もある。ことに、トヨタグループ。6月から凄まじい巻き返し。7~9月大幅な上方修正に進みそうだ。日本の場合、企業部門が強いのが手がかり。過去40年の円高、同20年のデフレをしのぐもので、金以上に強い唯一の通貨になった円の原動力。3連休明けも市場が認めている。日経が16日、主要国の信用力ランキングをCDS保証料率で表示。日本は中国を下回り世界9位というが、出所がIMFで政府債務のGDP比をベースにしたもの。ドイツと米国、カナダがベスト3で、オーストラリア、英国、フランスが4~6位。一味といわれる米欧の格づけ機関とさほど変わらない。21日、8月2日以降一変する公算もある。どんなランキングであろうと、市場が出した結論は金と円。しかも、15日述べた理由により円の方が金より強い。もし必要なら、これから金を買えばいい。1930年代はじめ、1980年、2008年以降、景気が底を入れる段階で株価が下がり、金が値上がりした経緯によるものだ。参考までに、1929年から33年までNYダウ73%安に対し、カナダにドーム金山を持つプラサ―ドームは558%、ホームステーク・マイニングも474%値上がり。米国のGDPは、この5年間で32%減少したという。金山株に限り、開示情報で臨む個人投資家と、膨大なデータを持つ機関投資家との間に情報格差がないそうだ。

 日経平均は84円安。後場若干持ち直したが9889円の安値引け。一部を除き見送られた。出来高14億9900万株、売買代金1兆円。■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など比較的しっかり。■■■(****)は14万3600円を安値に持ち直した。■■■■(****)は出番待ち。1Q発表から9月末にかけて次のステップ。■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)の経過よし。■■■■■(****)と ■■■■■■■■■■(****) に大相場説。双方取り組みが接近している。いずれにしても、7~9月トレンド転換。投資して引き合うのは日本人だけ。金と円の関係に集約される。このため、21日ないし8月2日逆張り。何が起きようと、日本国債と日本株が受け皿になる。17日フランクフルトで米国を破ったなでしこジャパンに続くもの。最善をつくすと、とんでもない台風6号の上陸も吸収できる。(了凡)